No.990

題名:ぐでたまに見るたまごとベーコンの関係
報告者:ちょろりん

 ぐでたまは、サンリオが誇るキャラクターの一つであり、その“ぐでっ”とした様子に愛嬌が湧くのは、筆者だけではないであろう。そのぐでたまであるが、デザイナーは女子美術大学出身のサンリオのデザイナーAmyさんである1)。ぐでたまを発案した当時は、サンリオに入社2年目であり、Amyさん曰く「人生すべての運を使い切ったと言ってもいいほどの大事件であった」1)とされる。そのぐでたまを思いついたきっかけは、文献2)で示されているように「家で卵かけご飯を食べていて、“卵って、やる気ないけどかわいいな”、と思ったのがはじまりです。卵を見ていたら、なんかこいつ全然目を合わせてくれないな、ぐでぐでしてるだけだな、もっと頑張ればいいのに……、卵は栄養もあるし、優秀なのに、もったいない、と。その、せっかく能力があるのに力の抜けた姿が現代人っぽくて今の社会と重なるな、とも思いました」から始まる。まさに、その通りで、たまごは栄養価が高く、優秀である。
 例えば、様々な具材が混然一体となって醸し出されるそのうまみを存分に味わえるおでんにおいても、たまごは免疫力をアップさせる第一位の具材として輝いている3)。もちろん、おでんのたまごは”ぐでっ”とはしていないものの、具材の中で“具でっ”す、あるいは、“Gooでっ“す、という丸みを帯びたやや茶色で、見方によってはおでんの中の黄金ともいえるような輝きを放っている。ただし、半分に切らないと、箸ではつまみにくくなる。しかしながら、半分に切ると、おでんの鍋の汁に黄身が溶け込んでしまう。そうなると、他の具材から”きみ、きみ、汁にとけこんでおるがなぁ~“といわれているかもしれない。そのため、おでんのたまごは、食べる椀に入った段階で、黄身を混ぜるのがベストであろうか。そうすれば、他の具材も”きみがきになるぅ~“というおでん汁椀の黄身が入浴剤となる見事なお風呂へと変貌する。
 話が随分と逸れてしまったかもしれない。そこで、ここで、再びぐでたまに戻したい。
 あまりおでんに入れることがないベーコンであるが、朝食の組み合わせで、たまご+ベーコンはよくある。そのため、たまご+ベーコンも黄金の組み合わせでもある。このたまご+ベーコンに関してぐでたまは、次のように述べている。
「ベーコンあったかいんだわ」
である。それを図に示す。サンリオから発売されている「ぐでたま おしゃべりドール」であるが、スヤリンチョしている時に上部をさわると、16分の1の確率で、「ベーコンあったかいんだわ」がセリフとして出現する。

ベーコンのお布団でねるとは…。
ぐでたまくんは、ただものじゃないぞほっほっーーーとするじょー。

図 ぐでたま おしゃべりドール4)

1) http://www.joshibi.ac.jp/sites/default/files/contents_files/joshibi_magazine_pdf/j_179.pdf (閲覧2018.12.3)
2) https://ddnavi.com/news/230266/a/ (閲覧2018.12.3)
3) https://omame0504.com/imadesyo-oden-3094 (閲覧2018.12.3)
4) https://www.amazon.co.jp/dp/B07KFP64RL/ (閲覧2018.12.3)

 
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