No.840

題名:存在の耐えられる軽さ -そのⅢ: ステルス戦闘機に属して-
報告者:ナンカイン

 本報告書は、基本的にNo.839の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 報告書のNo.838にて人の存在感を無意識に測っているであろうオーラ的な存在について調査した。さらに、報告書のNo.839にてフィリップ・カウフマン監督による映画「存在の耐えられない軽さ」を巡る様々な思索を行い、最後に報告書の方向性が「存在の耐えられる軽さ」として軽妙な内容に至ったことを示した。ここでは、なぜそのような内容となったかについてステルス戦闘機の知識も交えて、検討したい。
 「存在の耐えられない軽さ」は、その題名のもつ表現から、様々なアレンジを施すことができる。例えば、表題の「存在の耐えられる軽さ」は、ない、を、る、に変えただけであるが、そこには意味の違いが大きく変化する。場合によっては、「存在の耐えられる薄さ」ともすることができる。
 報告書における最初のコンセプトは、実は「存在の耐えられる薄さ」であった。薄い、あるいは、軽い、は技術的な機器などに関していえば、どちらも現在の開発の主流でもあり、ノート型パーソナルコンピューター(ノートパソコン)も、より薄く、より軽く、なるとともに、スマートフォンも、より薄く、より軽く、なる傾向がある。すなわち、どちらのワードも、今ではより連携しているともいえよう。しかしながら、筆者の精神的な軽さゆえか、あるいは、報告書のNo.405にも示したように、テキトー科学の台頭ゆえかは分からないが、いつの間にか、脳内での時空間の歪みとともに、「存在の耐えられる薄さ」が「存在の耐えられる軽さ」としてすり替えられて記述していた。きっと神のいたずらかもしれない。ただし、報告書のNo.838にて示したオーラに関しては、あの人は影が薄い、というが、あの人は影が軽いとはいわない。そこで、ここで以降の流れを分かりやすくしていただくために、ステルス戦闘機を頭に思い浮かべてもらいたい。参考に、ステルス戦闘機の一つであるB-2A Spiritを図に示す。ステルスとはレーダーに探知されにくくする性能のことを指すが、ステルス戦闘機は、まさにレーダーからすると、あの飛行機は影が薄い、となる。しかしながら、影が薄くても、レーダー上では存在感がなくとも、そのオーラはまさに、「存在の耐えられる薄さ」を示し、忍法でいえば、忍法「隠れ蓑術」でもある。
 人は存在感がすべてではない。実は、ステルス戦

図 B-2A Spirit1)

闘機のように近代的な機能を纏いつつも、影の薄い存在感は、実はおおいなる影の存在感を秘めている。忍者もかつては影の存在でもあったが、実は、白土三平氏の漫画「カムイ伝」のカムイのように、歴史を動かすこともある。
 あなたの周りにもいるかもしれない。人間のレーダーに映らない、オーラの見えないステルス人こそが、あなたの存在を支えている。そのレーダーがうまく働くか、働かないかは、あなた自身のオーラが決めている。

1) https://matome.naver.jp/odai/2144473477642439501/2144617966890929903  (閲覧2018.6.25)

 
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