No.829

題名:日本三大まんじゅうを調べ、こわくなる。
報告者:ちょろりん

 まんじゅうはこわい。こわいはまんじゅうである。そのこわいまんじゅうは、落語からきている。落語の中でも有名な話であり、日本の絵本作家の川端誠氏によって「落語絵本2 まんじゅうこわい」もあるくらいである。その話のあらすじは、文献1)に詳しくあるが、ここでは簡単に示すと、

町の寄り合いで、こわいものを言い合っている際に、松ちゃんという者がこういった。
松ちゃん:「こわいものを思い出しちゃった。」
他の者:「それはなんだい。ぜひ教えてくれよ。」
松ちゃん:「まん、まんじゅうがこわい。」
他の者:「まんじゅう、そりゃどういう動物だい。」
松ちゃん:「動物じゃないんだ。店で売っているものなんだ。ああ思い出しただけで気持ち悪くなる。」といい、松ちゃんの顔色がみるみるうちに悪くなってきた。
そして、他の者が松ちゃんにいたずらするために、大量の色々なまんじゅうを町から買ってきて、松ちゃんにこっそりあげた。しかしながら、松ちゃんはまんじゅうがこわいと言いながらも、つぎつぎとまんじゅうを食べた。そして、その後に、
他の者:「うれしそうに、まんじゅう食ってるぜ。こりゃだまされた。ねえ、松ちゃん、本当は一体何がこわいんだい。」
松ちゃん:「おいしいお茶がこわい。」

というオチである。古くてもなかなかしゃれた展開である。そこで、ここで、筆者も「まんじゅうがこわい」、「相当にこわい」と( ̄ー ̄)_旦~~いっておこう。
 そのような古くからの落語にもあるまんじゅうであるが、歴史から見ても、日本のまんじゅうは古い。最も古いまんじゅうは、1349年に日本に初めてまんじゅうを伝えた林浄因(浄因は宋の高名な文人林和靖の子孫で、塩瀬姓を名のって奈良に住んだ禅僧3)) が奈良で創業した塩瀬総本家のまんじゅうが始祖となり、それが日本三大まんじゅうの一つである東京「志ほせ饅頭」につながる2)。いわばこれが、日本でのまんじゅうのルーツとなる。さらに、そこから派生した2種類のまんじゅう、岡山「大手まんぢゅう」、福島「柏屋薄皮饅頭」を合わせて日本三大まんじゅうとして指定されている2)。図に日本三大まんじゅうを示す。

図 日本三大まんじゅう2)

 そこで、声を大にしていいたい。みっつのまんじゅうとも「めちゃんこ、こわいよーーーーーーーーーーー」。

1) http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/7211/Japanese/manju.html (閲覧2018.6.14)
2) https://item.rakuten.co.jp/usukawa/00439/
3) https://kotobank.jp/word/%E6%9E%97%E6%B5%84%E5%9B%A0-1437890 (閲覧2018.6.14)

 
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