No.684

題名:実の時間1/2の正体について
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.683の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 先の報告書にて、重力の呪力を開放する虚と実の時間の複素平面において、リーマン予想における「ゼータ関数の自明でない零点はすべて実部が1/2上にある」の一仮説として検討した。ここでは、さらに仮説の上塗りとして、実の時間1/2の正体について検討したい。なぜなら、この1/2が解決しないと筆者の脳内の時間の矢が前に進まないからである。そこは、恥(仮説)の上塗りであろうとも、ただの直観であろうとも、報告書のNo.405でも示されているが、テキトー科学の台頭として紐解かれんことをも期待する次第である。
 物理学について平易な文面で様々な解説を実践しているEMAN氏のHP1)には、実はこの1/2の回答が記載されている。「さあここで、前回までに考えてきた角運動量についての数学の出番だ。方位量子数がlの時、磁気量子数mは2l+1個の状態が考えられるのだった。今は状態の数は 2個しかないのだから、同じルールを適用すれば、2l+1=2より、l=1/2とすれば良いのではないだろうか?」2)である。この文献2)の表題は”スピンとは何か”であるが、1/2を紐解くキーワードは、実は”スピン”に他ならない。その”スピン”に関しては拙者の報告書No.681でも匂わせた。
 物質は何らかの影響が及ぼされない限り、ただの物質にすぎない。一方で、偉大なる理論物理学者であるアルバート・アインシュタイン博士が生涯唯一に行った実験がある。それが、アインシュタイン・ド=ハース効果である。その実験の概要は文献3)に詳しく記載されているが、端的には、「静止した鉄棒に外部から磁場を与えると、鉄棒は回転する。」という実験である。図にその実験の概要を示す。言い換えると、物質の無秩序な状態に、秩序を与えると世界が生まれるのである。そこで、初めて物質は、秩序を持った物質として世界に意味を持つ。
 そこで、先の”スピン”とこの実験どう関わるかと言えば、物質には固有のスピンがあり、アインシュタイン博士、ド=ハース博士は、この効果で持って、電子のスピンによるミクロスケールの磁気モーメントと電子の力学的な角運動量との密接な結びつき5)

図 アインシュタイン・ド=ハース効果4)

を示したことにある。すなわち、スピン角運動量の値は±ℏ/22)を得るには、無次元としての実の時間1/2が必要とされるのである。言い換えると、虚と実の時間の1/2のズレは、物質がスピン角運動量を起こすまでの無次元(秒ではなく、数学的時間)の実の時間1/2に相当する(のかもしれない)。

1) http://eman-physics.net/ (閲覧2017.12.20)
2) http://eman-physics.net/quantum/spin.html (閲覧2017.12.20)
3) https://www.jaea.go.jp/02/press2010/p11021501/02.html (閲覧2017.12.20)
4) https://www.researchgate.net/figure/Einstein-de-Haas-effect-Modulation-of-magnetization-of-iron-by-applying-the-external_282478231 (閲覧2017.12.20)
5) https://kotobank.jp/word/アインシュタイン‐ド%3Dハース効果-787551(閲覧2017.12.20)

 
pdfをダウンロードする



...その他の研究報告書もどうぞ