No.6

題名:黄金比から報告書をデザインする
報告者:ダレナン

 一般に報告書は字が多くなり、見た目に美しいと感じられる要素は少ない。しかしながら、それを美しいとするには、文章や図的にどのようなデザインがふさわしいかを考える必要がある。一方、文章の重みや図の配置から報告書をデザインすると、報告書がより美しく感じられる観点が見つかる。そこで本報告書は、内容そのものではなく、文章の重みや図の配置から報告書をデザインするものである。
 下図はA4の用紙に相当する大きさとなっている。その中の線は黄金比による分割で、さらに黄金長方形も記載してある。これに基づくと、

dasRepNo6_00

図1 A4の黄金分割

そして、スパイラルの終点にあたるこの
位置にオチの文章と図がくる。

その後の文章は、文献等の記述にあたるため、最重要な項目ではない場合が多くても構わない。図も最後にはいらない。これを組み合わせると、図2のようになろう。まさに文章のオチに図のオチが来る。
 黄金比は、美しいとされる分割を示し、一説にはギリシアのパルテノン神殿の設計にもこの比が使われていると言われている1)。しかし、物ではなく、文章の重みや図の配置に関してこの比を検討した報告書は本報告書が初めてであろう。さらに報告書の文章や図を通してさらに報告書を眺めるといた2重構造を、本報告書にてデザインした。

1) http://www.math.nus.edu.sg/aslaksen/teaching/maa/markowsky.pdf (閲覧2015.8.10)

 
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