No.323

題名:極上のたまごかけご飯のレシピ
報告者:ちょろりん

 本報告書は、基本的にNo.322の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 報告書のNo.322にて、ダチョウやその周辺の鳥類について調べるとともに、ダチョウの卵で目玉焼きを作ると、一般的な鶏卵の25人前が完成することについて述べた。ここでは、同じ卵の報告ではあるが、ニワトリの卵のみを扱い、その鶏卵の最もおいしい食べ方であろう「極上のたまごかけご飯」について、レシピを検討したい。なお、たまごは、その通り漢字では卵とされるが、たまごかけご飯のもつ温かな雰囲気から、ここではあえてひらがなでたまごと称することをお許し願いたい。
 一般的な「たまごかけご飯」であれば、温かいご飯に、たまごを乗せて、醤油をたらすと完成する。しかしながら、実は「たまごかけご飯」には、いくつかの流派が存在する。

1:Ultimate TKG流
2:水谷豊氏流
3:フワフワメレンゲTKG流
4:冷凍TKG流
5:谷村新司氏流

である。その他にもあろうが、Google検索上ではこの5つが上位にランクしている。ちなみに、1、3、4のTKGとはTamago Kake Gohanの略で、2、5は芸能人の水谷豊氏と谷村新司氏の考案による。
 1のUltimate TKG流は、①たまごを割って卵黄と白身をわけ、②ご飯に白身をかけて全力で混ぜ、③最後にご飯の上に黄身をかけ、醤油を垂らす流派である1)。これにより、ご飯のふわふわ感と黄身の濃厚さが口全体に広がる1)。2の水谷豊氏流は、①ご飯にまず直接醤油をかけ、②たまごを落とし、ご飯の上で割り、③混ざらないように食べる流派である2)。これにより、最初に醤油の風味が来て、その後にたまごのふんわりとろける感じを味わえる2)。なお、3のフワフワメレンゲTKG流は、その方法が1と同じであったため3)、どちらかが分家かと思われる。4の冷凍TKG派は、たまごを丸ごと食品用保存袋で冷凍庫に入れ、一晩凍らせ、②凍ったら1時間以上しっかりと自然解凍させ、③白身が溶けたらご飯の上に割り入れ、醤油をかける流派である3)。この冷凍により黄身の水分などが抜けて旨味が凝縮され、コクが増し、食感がねっとりとなる3)。5の谷村新司氏流は、①最初に、ご飯にお醤油をかけ、②卵の白身をかけて、かき混ぜ、③ご飯に黄身を入れてかき混ぜる流派である4)。これにより、お米一粒一粒の表面に醤油がつき、ご飯の熱により、醤油の香りが際立つ4)。と、ここまで来たら、僕ちゃんは、この「極上のたまごかけご飯」セットがとても気になった。たまごも、しょうゆも、どっちも、ごくじょーーーーだちょーーー。

1) http://rocketnews24.com/2015/02/19/547697/ (閲覧2016.10.12)
2) http://next.spotlight-media.jp/article/226016200790209339 (閲覧2016.10.12)
3) http://medianow.jp/recipe/otherrecipe/tamagokake-gohan/ (閲覧2016.10.12)
4) http://www.pill-case.com/2996

 
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