題名:今日のお題は、「桜の下の君」
報告者:ダレナン
(No.2829の続き)
まだ寒い春の日、
君は桜の木の下で笑っていたね。
淡い陽ざしに包まれながら、
風に舞う花びらを追いかける君の瞳は、
まるで春そのものみたいだった。
「まだ少し寒いね」と震える手を、
そっと握ると、
君はふわりと笑って、
「でも、春はすぐそこだよ」と言った。
君の笑顔があたたかくて、
冷たい風も、遠い冬の名残も、
すべて溶けていく気がしたんだ。
あの日の桜は、今も覚えているかな?
今年もまた、君と一緒に、
この下で笑えますように。
今日のお題は、「桜の下の君」