No.2389

題名:今日のお題は、「チャタレー夫人の歴史をおさらい」
報告者:ダレナン

(No.2388の続き)
 こうして裸の2日間シリーズを見ると、ハダカの量でなくて、なんかこーくるしゅうなる感じがまったくねーな。そう思うと2022年ものの「チャタレイ夫人の恋人」がめっちゃよかったな。なんか、こう、きゅぅーーーっと心が締め付けられる感じが、劇中にはあったんやけんども、裸の2日間シリーズは、{きっも}、と、{さらっ}、ってな感じで終わってもうた。「バスルーム 裸の2日間」のマリア・バルベルデちゃんはきれいやったけどもなー。そこでだ。僕が出会ったチャタレー夫人の歴史をおさらいをしてみたい(笑)。出典はここからです。今日のお題は、「チャタレー夫人の歴史のおさらい」。

2006年「レディー・チャタレー」(監督:パスカル・フェラン)
1989年「レディ・チャタレー」(監督:ロレンツォ・オノラーティ:D・H・ロレンスの原作ではない)
1981年「チャタレイ夫人の恋人」(監督:ジュスト・ジャカン)
1996年「チャタレイ夫人の恋人」(著者:川崎三枝子:漫画)
2015年「チャタレイ夫人の恋人」(監督:ジェド・マーキュリオ)
1993年「チャタレイ夫人の恋人」(監督:ケン・ラッセル)
2022年「チャタレイ夫人の恋人」(監督:ロール・ドゥ・クレルモン=トネール)
1991年「チャタレイ夫人の恋人」(監督:パスクァーレ・ファネッティ:未見)

まだ1991年ものは未見だが、みなみなさまもこれは未見のままでいいです(笑)。初チャタレーな方は1989年ものも未見でもオッケーでーす(笑)。この順序で2022年ものが最後になれば最高ですよー。
 うろ覚えですがなんでもD・H・ロレンスの最後の長編作品がチャタレー夫人の恋人だったということを覚えています。いうなればロレンスちゃんの最後の輝きです。きっとロレンスちゃんの想いがこの作品に込められています。そこで、テキトーに考察してみます。
 ロレンスちゃんは裕福な身分ではありませんでした。只野仁かどうかはわかりませんが、単なる地方の小学校の先生ですた。きっと当時のことを考えますと、身分の高い美しい夫人がロレンスちゃんの周りにいたはずであろうことは容易に推測できます。きっとその人はチャタレー夫人のようにめっちゃ愛らしい人だったはずです。
 でも、です。様々な作品を執筆してきたロレンスちゃんはなぜかふとそろそろ自分の死が近いことを悟ります。年齢かもしれませんし、病気がちになったからかもしれません。あるいは新型コロナウイルスのようにはやり病が当時蔓延していたからかもしれませんし。詳しい時代背景はこの際、ほっときます(笑)。でも、その夫人とは身分的にも恋仲になることは、なかなかかなわないことはロレンスちゃんならよくわかっていたはずです。そこで、ロレンスちゃんは考えました。小説にすっべと。これが最後の長編でもいい。自分にとって最高の作品にしたるでーって。そう、「あの人のために」。そしてチャタレー夫人の恋人(森番オリバー)に自己を投影します。オリバーとはロレンスちゃんそのものです。そしてその愛しい人とかなわない恋をチャタレー夫人の恋人という長編作品に昇華させ、夢をかなえたはずです。

 
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