No.2277

題名:今日のお題は、「僕はグレーらに連れさられ、」
報告者:ダレナン

(No.2276の続き)
 そこでの文章のグレーの程度がわからない。例えば、目の前に宇宙人がいるとする。それは宇宙人神さまーんではなく、グレーな感じだ。そしてその存在が赤なのか黒なのか、でもグレーだとといわれるとそういえば目を凝らせばグレーにも見えなくない。それがむずい文章だ。だから、 使用体験談はOK、具体的な効能・効果はNGといわれても、それ自体がグレーにみえる。これはまさに日本語なのに宇宙人語だ(笑)。
 これが数字の場合ならよくわかる。毎日口座を確認し、クレジットの引き落としで減ってる、税金の引き落としてかなり減ってる。かなり減ってる、税金で。ということは数字が端的に示している。多いか少ないかだ。そしてフリマで売れて+100もわかりやすい。ちょびっと増える。グレーじゃない。これぞまさしく宇宙人神さまーん語。こっちの言語の方がよくわかる。だって僕はち〇こーマンとして宇宙人神さまーんから認定された輩だから。数字は宇宙の共通言語なのだ。
 そして僕はグレーらに連れさられ、過去につれて行かれた。でも、幸いなことにそのグレーらは友好的な種だった。彼らは僕にこういった。今日のお題は、「僕はグレーらに連れさられ、」にしてみよう。

グレー:「おめえ、過去にいくとしたらいつの過去にいきたいべ」
僕:「うーん、そうだな。もともとSF好きだから、あまり過去には興味がないけれども、あえていうならあの時かな」
グレー:「あの時?」
僕:「そ、むかし大好きだったあの人と過ごしたよる。あの時のこと」
グレー:「よし、わかったべ。そんじゃ、そこにおめえをつれてくべ」

 宇宙人神さまーんは全宇宙を代表する全知全能の神さまだとすると、グレーらは神さまではなかった。彼らは宇宙船に乗り、宇宙のあらゆるところにワープする。その姿は明らかにはしないもののエリア 51を起点としてその存在が隠されているグレーだ。未だに白も黒もはっきりしない。だども、僕はカール・セーガンによって、そのグレーと「コンタクト」することができた。

グレー:「それじゃ、いくべさ」
僕:「らじゃー」

 そして”ぶ”が付くとそこにあの時のらじゃーが落ちていた。そのぶ・らじゃーは彼女のものだ。僕は手を伸ばし、彼女の…。
 でも、これ以上進むと、赤と白がまじりあい、ピンクになりそうだった。そこで、僕はグレーらにありがとうと告げて、一旦宇宙船を降りることにした。
 僕は一瞬、グレーらによって過去に連れ去られた。でも、そこでの記憶は、まだストーリー化する段階ではない。ピンクに彩られる瞼の中、そう感じた。

 
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