No.2261

題名:今日のお題は、「巷にあるよくあるストーリー」
報告者:ダレナン

(No.2260の続き)
 日記でええやん、といわれつつも、やっぱ少しでもみてくださいなーと気体しつつ、液体な気持ちで執筆しとるで。だって地球の人口が2022年11月15日、国連は世界人口が80億人を超えたと発表したやん。80億分の1でもどなたか読んでくれるんとちゃうか、そしてきっと喜んでくれてるんとちゃうか、このサイト(ブログ)で、と思ってシップつしとるんや。冷え冷えやで、ほんまのとこ。さぶっ、っていわんどいて。今も汗だくでかいとる。汗だくや。でもな、きっとつゆだく好きな宇宙人神さまーんがやっぱいうねん。

宇宙人神さまーん:「かきなさい。どんどんかきなさい」
僕:「どんどんかくと、たしかにますますふえますね」
宇宙人神さまーん:「そうや。ますますかきなさい。どんどんとますますかきなはれ。おつゆはおおめのつゆだくにしなはれ」
僕:「わかりました」

 そうして僕はどんどんとかくことを覚えた。幸いなことに執筆する心持ちとしては以前に比べて随分と精神的には落ち着いている。たぶん。
 ただやはり時折思い出す。パワ・ハラーモンスター輩たちとむかしの愛しい人のことを。そうしてそれを浮かべると、坂道にボールを転がすがごとく、ごろごろとスピードを増して転がり続け、あるいは雪玉が転げ落ちるがごとく、どんどんと大きさを増して転がり続け、僕の精神はどんどんと道をくだり始める。
 
 僕は妻の成美に出逢う前に、8ヶ月ぐらい一緒に過ごしていた彼女(ひと)がいた。そのひととはとても長い間、夜を過ごした。もちろんセフレではなく、暗黙のうちに互いに将来を約束していた。結婚、そして子どもを授かることを。だから、当たり前のように体を重ねていった。お互いの肌と肌が溶け合うぐらいに何度も何度も時間を過ごした。恥ずかしながら行為だけでいえば、妻の成美よりも多い。でも、当時の僕の気持ちはそのひとのからだではなく、こころがほしくて体を重ねていたようなものだった。
 彼女の子どもがほしかった。とてもほしかった。
 でも、すれ違う日々が続いて、お互いに誤解に誤解を招き、別れた。
 巷にあるよくあるストーリー。今日のお題は、「巷にあるよくあるストーリー」にしよう。
 でも、自分にとってはかけがえのないストーリーだった。
 妻の成美とはうまくいっている。僕が無職になっても、いろいろと支えてくれる。だから、感謝している。でも、何度も何度も思い出すんだ。そのひとのことを。意識せずに、何度も何度も。

 ってな感じで、ますますかいている。宇宙人神さまーんは、そんな僕に再びいうんだ。

宇宙人神さまーん:「そうそう。ますますかきなさい。どんどんとかきなはれ」

 
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