No.2149

題名:恥ずかしい行為
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.2148の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 彼女の足跡を見るたびに、砂浜に残されたその軌跡を夢見るたびに、僕はRomanceにひたる。その曲のドラムの太鼓を、太古を感じさせてくれる曲に、心が震え、僕はいつもあの足跡を思い出す。カンバセーション。自分から相手に、そして相手が感知したその足跡は、決して消すことが出来ない。
 恥ずかしことに、僕は当時のセフレの彼女のSNSを偶然?発見し、チェックするようになった。そこに、過去の軌跡が残されていることを期待して。僕の、僕が残した痕跡が表れることを期待して。

 本当に恥ずかしい。恥ずかしい行為だ。
 なんでチェックしているの?
 そこに、あなたがいるから。
 それとも、そこに、未練があるからなの?
 そうじゃない。
 そうじゃないんだ。そういうつもりはないんだ。

 そう思いつつも、僕は時折、そう時折だが、覗いてしまう。
当時のセフレの彼女のSNSを。
 SNSでは、彼女は旦那とはうまくよりを戻し、一見、順風な生活を営んでいるようだった。当初は体以外は好きではなかった、はずなのに、体を重ねて、なぜかなぜかなぜか大好きとなった彼女。旦那が居るはずなのに。旦那が居て…。旦那が居るのに…。割り切れなかった…。
 僕は、彼女と彼女にも、そして妻となる舞衣子にも罪意識が芽生えた。

 Kiss Your Love Goodbye
 Kiss Your Love Goodbye
 Kiss Your Love Goodbye

 Brian McKightは僕の気持ちを代弁しても、どうすればいいのか、教えてはくれなかった。

 Kiss Your Love Goodbye

 「ねぇ、元気にしてる?」
 「あなたとは、もう終わったのよ。随分前に」
 「それは分かってる、分かってる…けど」
 「けど…?」
 「分かってる。分かってるんだ。それって、YouthのOut of Timeだよね」

 
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