No.2134

題名:胸が露わになる
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.2133の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 そのシーンの脚本は確かこうだった。
シーン103:うわさに聞いていた海から上陸する謎の女神を追うために、僕たちはうわさされているその海辺のあばら家で一夜を過ごす決心をする。

3人は夕暮れの海辺沿いの道路を歩いている。海辺からはさざ波の音とイカ釣り漁船のライトが浮かんで見え始める。

平田莉紗(ひらたりさ:大貫沙耶役):「ねぇ、お腹空いていない。そこに行く前にコンビニで何か買っていかない? 私、ちょっとお腹空いたな」

尾本敦司(おもとあつし:夏目創役):「いいねぇ」

鏡原和季(かがみはらかずき:田宮平十郎役):「結構歩いたからね。まっ、今日一晩、車はあの場所に置いといて、どうせ小屋に一晩泊まるんなら、ビールでも買っちゃう?」

平田莉紗、尾本敦司:「それ、最高」

3人はあばら家近くのコンビニに寄る。コンビニの明かりに多くの虫がたかっている。時折、その明かりから虫が飛び込んで焼ける音がする。

コンビニはファミマ、「なぁ、お兄ちゃん。チャカとだんびらどっちが強いと思う?」と同じく。コンビニで焼きそば等を物色していると、外にぽつぽつと雨が降り出し始める。最初は、緩やかだが次第に強くなり始め、音も激しくなる。

平田莉紗:「雨が降ってきたみたい。急いで小屋までいかないと…」

3人は足早に各々の食べものと各々のビール(夏目はその後の撮影をみこうして、多めにビールを買い込んでいる)を購入し、レジ袋(その当時は3円ではなかった)を抱え、コンビニから出る。雨が強まる中を足早に海辺のあばら家に向かう。その間5分ほど。

向かう途中、雨脚がかなり強くなる。あばら家に着くまでに3人のTシャツはずぶぬれになる。あばら家のすぐ横の街路灯で莉紗のTシャツが透けて、胸が露わになる。和希は莉紗のそれを故意(恋)に見る。莉紗がそれに感づき、恥ずかしそうな舌音(ここで沙耶の舌音)を発する。

 
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