No.2042

題名:あなたが、大大好きです。
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的に No.2041の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 ストーリー上でエヴァンジェリン・プラウドフッドさんの存在を露わにしつつ、プラウドフッドさんが現れる10数分間に、僕は今回まで安易にAngelina Danilovaさんの画像を引用しようとしていることを恥じた。
 そりゃ、僕は彼女のファンだ。彼女のことがとても大好きだ。大大好きだ。でも、安易に自らのストーリーに彼女の画像を引用することに、そして現れたプラウドフッドさんの存在をないがしろにしていることに対して、僕はストーリーの製作上、若干後ろめたさを感じつつあった。だから、ここでその自分なりの葛藤に決別するために、Angelina Danilovaさんに素直にファンレターを書きたい。
 そう思えば、僕はかつて海外の女優さんにファンレターを書くべく、人生で初めてレターパックを購入したことを思い出した。それは確かその人に送ることなくお蔵入りしたレターだったが、僕がある程度の年齢に達することで、僕は別の形でそれを送ることに実現した。僕はピーター・ジャクソンに手紙を送ったのだ。彼は女優ではなくむろん監督だったが、手紙を送って監督からではないが、メール返信をもらった。「今彼は、とても忙しい、そしてあなたの希望はかなえられないと」。そんな思い出がよみがえった。だからいまこそ、Angelina Danilovaさん(図)にラブレターをここでしたためる。それに意味があるないは関係なしに。

Dear Angelina Danilovaさま,

あなたとの出逢いは、女優としてではなく、今の時代に即したInstagramだったかと思うのですが、もしかしたら誰かのサイトで見たあなたの紹介が、僕にとって初めての出逢いだったかもしれません。
詳しいことは忘れましたが、Youtubeであなたがウクレレを弾きながら歌っている姿に、その当時僕はとてつもなくしびれました。それは、あなたが電気ウナギなら、僕はそのあなたが生息する川に飛び込んだカエルのようなものでした。
すなわち、僕は、結局のところしびれて川面にぷかりと浮かび上がり、僕の川面に飛び込んだ水の音は松尾芭蕉のようには響かず、そのままあなたの素敵な姿にびりびりとやられ、ぷかりとそこに浮かんでしまったカエルです。でも、でも、そのあなたからの電流は心地よく、僕はそのしびれたままで川面に漂っていたい、ずっと浮かんでいたい。その時、そう感じたのを覚えています。
それからというもの、なるべくあなたのInstagramの更新はかかさず見るようにしています。次第に、きれいで、それでいて一女性として魅力を放つように年齢を重ねるあなたの更新が、僕は日々待ち遠しくなっています。恥ずかしい話ですが、正直に言えば、もはやその時点で僕はあなたの虜だったと思います。もちろん、あなたの「As You Are」も購入しています。
いつもありがとうございます。あなたが、大大好きです。

Thanks a lot, ダレナン

図 1)

1) https://www.instagram.com/p/CKtiK5rFL-g/ (閲覧2021.5.21)

 
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