No.1948

題名:世の常なんや。
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1947の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 そんなつもりではなかったが、ぶわーっとでた。幾多の映画や劇、それに音楽でものっぴきならねーコイバナは多くある。多くあってそれを喜ぶ。いや当事者は喜べない。でも、他人事ならだれでデモが話題として、デモりたくなる。それは、まだ、完成されていない出来事だからだ。そんな中でも、完成され過ぎてしまうと、デモを超え、声に請えて、「こいつ、あほやで~」と影で言われて舞う。舞うのは当事者で、傍からは、「バカやおまへんの」とののしられる。のの・のの・のの・しられる。そうして、ウイルス的な噂は、いつしかそこら中に蔓延する。結局は、強いものが蔓延する。それが、
世の常だった。
 その時のコイバナは、やがて鯉に対してじわりと話しかける行動に結びつくことになった。
 鯉:「俺たちゃ、いつも口をパクパクしとると思われトンガ、そうやないで。トンガは南太平洋の島群からなるポリネシアの王国で逢って、そこで逢ったんや。ワイらは、鯉や、恋や、色恋や、赤・黒・そして黄金と色々がときめいとるんや、体から。それがワイら、鯉やなんや。
でも、なんで口をパクパクしとるんかって?
それはやな、やっぱ、何かを求めとるんや。その禁断で、金談された話を、当たり前のように鯉に、故意に、請いに、濃いに、恋いに求めとるんや。
濃厚やでー、黄金の奴は濃厚やで―。
めっちゃ、恋のランクがあがるんや。
黒・灰じゃあきまへん。あきないになりまへん。
それが、ワイら、鯉の世界なんやで。
性格やない。
もう、体で求められとるんや。体の色でな。
色恋の体でな―」
その時、思った。例え、それが、どんなに体を求めていなかったといえども、彼女(クミちゃん)の体を求めていなかったといえども、結局は結ばれるんや。体で。体で。体で。もう、それが、
世の常なんや。
 僕はクミちゃんを求めていた。本当は体ではなかった。クミちゃんとの絆だった。でも、体で結ばれる以外に、そこに解決できる絆がなかった。クミちゃんが恋しかった。でも、同時に、シズコも愛していた。
 そんな僕は、オスカルという存在によって、何だか初めて絆が生まれた気がした。
 彼は、おぎゃーっと生まれた。
 彼は、もう、3歳児だった。そんな3歳児はシズコによってお父され、僕というお父は無用だった。それが、
 世の常だった。
 世の常なんや。
 結局は、おとんは、いらんのや。

 
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