No.1835

題名:今こそ復活
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1834の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

(フランコ・ハバド氏:あほ、ノブヨシ…)

(ツキオ:君はな。実は、こぶちゃんを埋葬することで、Createを葬った。すなわち、今や何も残っちゃいない。そういうこっちゃ…)

(こぶちゃん:ンゴォォォォォォオオオオオオオオオーーッ!…)

 様々な声が、僕の頭の中で木霊していた。木に傷をつければ痛む、切倒せば死ぬ。供物を捧げれば人々に恩恵を与え、また無視すれば災害をもたらす。その木霊。木の精霊1)。
 こぶちゃんとの10歳での出逢いから、15歳でのイーロン・ナーシ氏との未来図、そして、月に降り立って逮捕された今の20歳。死体遺棄。こぶちゃん…。
 こぶちゃんは、きっとラクダの精霊だったのだ。ラクダ・マ。頭の中でラクダ・マが再び木霊していた。

(ラクダ・マこぶちゃん:ンゴォォォォォォオオオオオオオオオーーッ!
Create亡き後、残されたお前は、永遠に成長できない人間の残骸でしかない。
     大事な、大事な時期を葬ったのだ、お前は。
だから、この後にできることといえば、他人のCreateぶりをぶーたれるしかない。
でも、他人のCreateぶりをいくらAnalyzeしても、それがさも凄いと思って頭の中にひらめいていた現象だとしても、所詮はぶーたれたものだ。
     Creatorに頭をぶーたれたのが、発足のきっかけだ。がーんとな。
     それを、さも自分がCreateしたかのように、えらそーに宣わる。
だから、それが嫌なら、それを拒否するなら、お前はこぶちゃんブランドを復活させるしかない。
     今こそ復活させるのだ。
我がこぶちゃんブランドを)

(信吉:こぶちゃんブランド…)

(ラクダ・マこぶちゃん:そうだ。こぶちゃんブランド。ローマンから、マーロンへと反転し、ブランド化する。供物を捧げよ。我に恩恵を与えよ。無視すれば、切倒せば、また災害がもたらされ、お前は死ぬであろう。無視するでない、切倒すでない。お前の頭の中にゃまだ毛がはえておる。それが例え3本だとしても、バケラッタになれるはずだ、お前なら。その時は、我がこぶちゃんブランドを復活させる時、させちゃう時…

1) https://kotobank.jp/word/%E6%9C%A8%E9%9C%8A-65111 (閲覧2020.9.24)

 
pdfをダウンロードする


地底たる謎の研究室のサイトでも、テキスト版をご確認いただけます。ここをクリックすると記事の題名でサイト内を容易に検索できます。



...その他の研究報告書もどうぞ