No.1756

題名:さえていないだじゃれ
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1755の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 どうきのアキラはなにかをしっているみたいだった。きいてみても、「まっ、きにすんなや」というばかりでおしえてはくれなかった。ゲイコさん(ず)ならしっている。でも、ケイコさんってなにもんだろうか? ぼくのくるまにどうじょうしていたひとなのか? でも、ぼくはかくじつにひとりでかいだしにいったきおくがのこっている。もしかして、さえていないだじゃれは、じこのこういしょうなのだろうか…。

ず ゲイコさん1)

 たいいんのとき、「竜」せんせいには、しばらくはつういんしてくださいといわれていた。きょうがそのつういんび。しんさつしつにはいり、「竜」せんせいは、ぼくにたいして、たいちょうはどうですか、しごとはじゅんちょうですか、なにかおもいだしましたか、ときてくる。も、とくべつにかわっているところはない。すくなくともじこのとき、ぼくひとりだったというにんしきは、いまもかわっていない。そうきおくしている。だから、いくらおもいだしたか…ととわれても、おぼえていません、とこたえるしかなかった。

 たださいきん、ねむるとねむりはじめによく(いいよねー…いったりー)というこえがみみもとできこえてくることがある。それがゲイコさん(ず)のこえ? それともげんちょうなのだろうか。これもじこのこういしょうの…。
 うとうとしていると、へやのとびらががらっとあいた。そこにちちがたっていた。「おい、桔平。すまんけど、いまから酒かってきてくれるか。酒や」。じこがあったせいなのか、いぜんよりもちちのくちょうはじゃっかんやわらかかった。が、かいだしにでかけさせられるのは、あいかわらずかわっていない。ただ、ここで、ちちにさからえばちいさいころのときとおんなじで、またなぐられる。いまでもそれがこわい。だから、うとうとしていたものの「わかったよ」とつげて、くるまにむかった。
 さいわいなことにくるまは、あいてがたのばいしょうによってあたらしいくるまがていきょうされた。まえのくるまはきにいっていたものの、きくところによるとはいしゃになったとのことだった。
 ぶるるん…、えんじんをかけあくせるをふんだ…。

(いいよねー…いったりー)、いたりあのことだろうか…? (いいよねー…いったりー)、だれじゃろうか?

1) https://www.pinterest.jp/pin/497858933803221689/ (閲覧2020.6.29)

 
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