No.1576

題名:とりあえず
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1575の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 ざるそばの極意は、ざるにして、つゆにある。本わさびは、薬味(No.1575)。だからこそ、つゆにこだわりたい。それは、あなたへ、つーゆー、To Youだから。海岸の波打ち際から起き上がったTo Youな彼女(図)は、やや不機嫌な様子でこう言った。

「アタシノコトヲ、ダシニシナイデヨ。アキラカニ、マエトチガウンジャナイノ。アタシノハイケイ、カベ。シロカベ。アタシノウシロわ…」

 そう言われても、そうかもしれない。でも、ここは海辺。波寄せる海辺。そういう設定。だから、僕はこう言った。

「ダシの出汁にはカツオくんが最高さ。カツオくんがないとTo Youが始まらないよね。そうだよね、つーゆー、わかめちゃん?」

「あっ、アタシノコト、ワカメチャンッテ、いったな。アタシ、ワカメチャンジャナイ。ナマエわ…ええっと…」

「コンブチャン」

図 とりあえずコンブチャン1)

「そうそう、アタシノなまえわ、コンブチャン…」

 なぜか次第にTo Youな彼女から、カタカナ感がなくなりつつある会話において、彼女はコンブチャンだということになった。

「で、コンブチャンはどこから来たの。それで海辺で倒れていたけど、身体の方は大丈夫なの?」

「あたし、確か、海から来たの。海の中で泳いでいると、ぼっーとなって、bout見失ったの。でも、正確にはuでなくaよね。そして、そのまま、aboutに海流に流されてここまでたどり着いたみたい。ここどこ?」

「ハワイ、です」

「ここ、ハワイ、なの?」

1) https://www.tumbral.com/tag/quiensoscolo (閲覧2020.1.16)

 
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