No.1506

題名:へパリーゼなる啓示
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1505の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 本当はよくないのかもしれない。でも、バンパイヤの世界は、その異世界は、やっぱり、異で常かもしれない。だから、よいこの皆さまに置かれましては、マネしないようにしていただきたいものである。そう、それは、朱に交われば、赤となる、そういう話でもある。だからこそ、警告したい。ヘパリーゼは、ゼリア新薬工業が製造・販売する一般用医薬品と清涼飲料水などのシリーズブランドであり、二日酔いの予防・回復や悪酔いを防ぐなどの目的で服用され、その効用を暗示させる宣伝がされている1)、ということに。

 このままではいけない。このままでは、今宵で我がGaeele家の血筋が途絶えてしまう。

その時…(No.1505)

 胸のペンダントから何かが零れ落ちた。それは、何だか分からなかった。でも、それには効用がある、血筋を絶やさないべく、何らかの効用があるはずだ。そう、直感した。これは、へパリーゼなる啓示に違いない。そうして、俺は、それを飲み込んだ。次第に、徐々に、その効果が表れ、気がつけば、冷静に宴たけなわとなった。だからこそ、じょじょ宴なのだ。叙々苑ではなく、じょじょ宴なのだ。今宵の宴は…。

「ソロソロ オヒラキ ノ オジカント ナリマシタ。ミナサマガタニ オカレマシテハ エンタケナワト ゾンジマス。ソコデ イッタン コノヘンデ オヒラキト サセテ イタダキタイ。ソウ ゾンジマス」

 すると、その発言に対して、Merame家で内部分裂が起こった。

「マダマダ。コヨイ チ ガ タリナインジャー。イマカラ ニジカイ。ニジカイジャー」(図)

 Merame家のバンパイヤの一部に、強烈に、そのような声が上がった。でも、それ以上に血を欲すれば、どうなるかはGaeele家とMerame家の両家関係なく、どうなるかは知っている。それ以上であれば、ヘパリーゼなる啓示も以上な異常となり、その効果にも明らかに疑問視が抱かれる。だからこそ、無用なまでのニジカイは、遠慮しなくてはならない。柔なGaeele家は、朱に豪なMerame家には、ほとほとついてはいけない。そこで、Gaeele家の亡霊は、満場一致で退散した。

図 ニジカイジャー2)

1) https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘパリーゼ (閲覧2019.12.15)
2) https://www.pinterest.jp/pin/717127940649027279/ (閲覧2019.12.15)

 
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