No.1502

題名:Duels of Vampires
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1501の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 自らの、今の自らの変貌がどのようなものかは分からなかった。ただ、「what could you offer as incentive, when everything i want from you, you’re already going to give me.」(図)として、俺は明らかに変貌した。そう、Gaeele家のバンパイヤとして、怒りの中、俺はついにその本性を現したのだ。

図 本性1)

「ヨウヤク オメエモ ホンショウヲ アラワシヤガッタナ」

「イマコソ ワガMerameケ ト Gaeeleケ トノ インネンノ ショウブヲ ツケツトキガ キタヨウダナ」

 湧き上がる血潮の中、俺はなぜだか不思議と一つのセリフを諳んじた。

「我が名Eiigoに集いし、Gaeele家の血筋よ。その血筋たる執事のしもべは、たった今、解放され、そうして、ここに、黄泉がえるのだ」

「正統なるバンパイヤの血統を解き放て。過去の亡霊どもよ、今、我に続くのだ」

 そのセリフでもって、気がつくと俺の背後に50体はあろうか、バンパイヤの姿があった。それは、まさしくGaeele家の種族だった。そうして、目の前にいる50体のグレイの影(No.1486)も、Merame家のバンパイヤ種族として、みな変貌を遂げていた。

Duels of Vampires

 ここから、両バンパイヤ(Vampires)の血統を、決闘(Duels)すべく、Gaeele家とMerame家の壮絶なる戦いが始まった。

1) https://www.pinterest.jp/pin/770045236260619292/ (閲覧2019.12.13)

 
pdfをダウンロードする


地底たる謎の研究室のサイトでも、テキスト版をご確認いただけます。ここをクリックすると記事の題名でサイト内を容易に検索できます。



...その他の研究報告書もどうぞ