No.1414

題名:めちゃめちゃべっぴんさん
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1413の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 血で血を洗う抗争への発展もなく、無事に収束したその状況であったが(No.1413)、シチリアン・マフィスタ―のNo.1で、ドンで、スーパーDJであるそのハムスター(ワイさま)は、No.2の動向が気になっていたらしい。DJ後で、疲れ果てているようにも思えたが、アジアン・マフィスタ―のNo.3から聞いた美人のあねさんのことが、今すぐにでも聞いて見なければ、という形相に変わっていた。

「じぶん。わりい、スマホかしてくれねーか」

僕はスマホを貸した。そのハムスター(ワイさま)は、すぐに、No.2に連絡をとった。

「あー、ワイやが。そこに、うちのNo.2のチーズ職人のダチおるか?」

「いますで、あにき。いまかわりますさけ、ちょっとまっておくなんなまし…」

「あにきー、元気にしとるかー。どやった、今日のチーズは、ええ感じやったか」

「ええ、感じやったでー。まいどおおきにや…、けんども、ところで、おっとこまえのおめーに聞きたいんやがのー。最近、新しいあねさんに熱上げとるって話、この前聞いたけんども、そのあねさん、どないな人なんや」

「そりゃー、あにき。めちゃめちゃべっぴんさんやがな、ほれぼれするでー、なんならがぞー、おくろか?」

「たのむわ」

そうして、送られてきた画像(図)を見て、ドン(ワイさま)は青ざめた。そこに写っているあねさんは、若干髪をアップにしているものの、先ほどアジアン・マフィスターのNo.3から聞いた、あの、あの、あのあねさんに間違いなかったからだ。

図 美人のあねさん1)

1) https://www.pinterest.jp/pin/310537336795596700/ (閲覧2019.10.14)

 
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