No.1249

題名:存在性のまなざし -Space of Light & Shadow-
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1248の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 光あるところの反対側には影がある。同じく、影あるところの反対側には光がある。その両者の明暗の差こそあれ、その両者が混在しているのは、世の常である。そうして、幾度となく繰り返す明暗の中で、どちらかに引っ張られ、どちらかに落ち着く。その差は、こころの動きである光と影と同じく、明るく、かつ、暗い。
 何を言いたいのかが分からなくなってしまった。そう、ここで言いたいことは、光と影の宇宙なのだ。Space of Light & Shadow。これが、ここでのキーワードとなる。
 すると、まなざし鋭くもあり、それは絵画に様で、絵画であるところの、Light & Shadowでは(図)、人が光の中では良いことだけが起こり、暗闇の中では悪いことだけが起こるはずと思うことに対して、考察されている1)。そして、「それがシャーマニズムの実践になると、光、影、そして暗闇は善や悪の意味を持たず、They just are .」1)となる訳は、うまく訳されていないことが判明する。「They just are .」は、「彼らは ただです。」と訳され、意味がなさない。そこで、これを推測すると、シャーマニズムは光でもあり、影でもある、となるのだ。そのこ

図 まなざし1)

とから、続けて訳すと、「私たちが自分自身や他の人たちを操作し、軽視し、そして嘘をつく傾向、そして私たちがむしろ無視するであろう行動やパターンは、すべてシャドウワークの一部である」1)として重要な示唆が含まれている。さらに、ここから発展し、「人生はいつも滑らかに舗装された道路で起こるわけではありません、そして時々私たちが遭遇する嵐は太陽の光と同じくらい美しい」1)とされ、それが題名の「これが、シャドウワーカーがライトワーカーと同じくらい重要な理由です。」1)に繋がる。すなわち、そこに見える・感じられる光と影は、別々ではなく、あくまでも一体として、あなた自身の宇宙であることを告げている。
 シャーマンとは、有名なアメリカの心理学者および意識の先駆者、スタンレークリッパーによれば、「精神世界」から情報を得るために故意に意識を変えるコミュニティに割り当てられた魔術宗教専門家であり、彼らはこの知識と力を使って自分たちのコミュニティのメンバーだけでなくコミュニティ全体を助け、癒してくれる2)。その実践者は、意識の状態を変え、自由に交代状態に入る能力を持ち、それらの状態に出入りしながら自分自身を制御でき、霊界のニーズと肉体的世界のニーズとの間を仲介できる2)。
 絵画であっても絵画ではないその存在性のまなざしは(図)、宇宙の円描く操作(No.1248)として、あなたの意識の状態に潜り込み、ここで何かを仲介している。

1) https://mysticalraven.com/spirituality/1752/heres-why-shadow-workers-just-as-important-as-light-workers (閲覧2019.5.31)
2) https://www.takingcharge.csh.umn.edu/shamanism (閲覧2019.5.31)

 
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