No.1229

題名:自動書記による店の書記長として任命されし、ドクロ・スカルノを眺めては、
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1228の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 ヒトの体には、外から最も触れる面として、皮膚があり、その内側に筋肉があり、そうして、そのさらに内側には骨がある。その骨の中でも、ヘビーメタルなどのジャケットでお馴染は、頭蓋骨である。この呼び名は、あるいは、ドクロ、スカルともいう。ドクロは、特に漢字で書くと、髑髏となり、骨骨がある。最も骨骨らしいことも、ドクロなのかもしれない。でも、ドクロとスカルのなぜ2つの読み方があるのだろうか。スカルノ、何だか聞いたことがある名前でもある。そのお方は、夫人でもある。そう思い立ち、テキトーに調べると、されこうべ、あるいは、しゃれこうべなどの読み方もあったことを思い出した1)。
 ここで、骨骨から、ホネホネロック2)へは、ロックであっても、ヘビーメタルではない。それは子門真人氏による。およげたいやきくんと同じく(No.1227)、である。しかしながら、ホネホネロックは、一方では童謡とされ、その違いに若干動揺しながら、ここにきて、不思議と繋がりが見えた。それでは、はたして、No.1228との繋がりは見えるのか、という不安への道筋としても示される。でも、はなから、そんな繋がりはないのかもしれない。そもそも、もはや、何にもないのだ。ここには。いくら頭の中の深層を探ろうとしても、探ろうとしても、空っぽなのだ。これが、それが、あれが、すべて、神の手による自動書記だとしても、永遠と続くかもしれないその書記は、店の書記長として任命された状況に近い。その様相が真珠的に夫人へと保湿されている(図)。
 そうして、ドクロ・スカルノを眺めては、ひといきを突くその夫人のお姿は、やや手先が赤く感じられる。「よく見なさい。私の指先、赤いのが気づいたの?」。そう言われると、そうであった。でも、正直に言わねばなるまい。「すみませんでした。そこには、気づきませんでした。」。「本当に、気づかなかったのかしら?」、「はい。そうなのです。」、「じゃぁ、お仕置きね」。夫人に、そう言われると身も蓋もなく、体を委ねてしまう。それは、まさに、夫人の虜

図 夫人3)

とも言える体(テイ)なのだ。その体は、こうとも取れる。あふっ、とされ(No.1224)、再び、トリコになると。赤いからだではなかったものの(No.1228)、手先は赤かったのだと。こうして、続きものの恋作として、新しい日の誕生をようやく迎え始めた気がした。それは、Birth of a New Dayたる2814の旋律として、全8曲中の6曲目における「真実の恋」にも通じるお通じかもしれない。そのお通じは、ドクロの眼差しとも同じで、黒くとも、あるいは、白くとも、ここからビームを発していることをも示唆されようか。

1) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%91%E9%AB%8F (閲覧2019.5.23)
2) https://dic.pixiv.net/a/ホネホネロック (閲覧2019.5.23)
3) https://www.pinterest.jp/pin/726909196085437455/ (閲覧2019.5.23)

 
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