No.1201

題名:乱気流があっても彼女への愛は乱れない。
報告者:ダレナン

 ブリュッセル行きの飛行機の中。窓を眺めながら、輝いている君を見た(図)。あと少しでのランディング。機内アナウンスも「ただいまの現地の時刻は午前7時30分、天気は晴れ、気温は25度でございます。」と告げる。僕たちのランデブーは果てしなく。そうして、僕と彼女との新しい生活が、ここブリュッセルで始まる。そう、僕たちは、もはや、もとに戻れない関係なのだ。
 と、ここまで記述できた。そのランデブーに信用性はあるのかと問われると、そこの判断はあいまいである。しかしながら、たぶん、ランデブーは、走るブタではないことは分かる。ただし、最近、若干の太り気味のボディーに、これではまずいとの認識もある。「最近、太った?」と、ベッド上で彼女に言われてしまうのも無理はない。ランデブーは、限りなくダイエットなのだ。
 「ねぇ、わたしにキスして。」
と迫られ、機内でキスした。何でも、昔から、ランディングが怖いらしい。幼い頃、知り合いの人が、到着後の炎上という飛行機事故で無くなったトラウマが今でもあるのかもしれない。
 「安心して。僕がいるから。」
そうして再びキスをした。
 「ありがとう。いつも優しいよね、サトシ。愛している。」
そう言われると、今回のランデブーに間違いはなかったと思える。いつもそうなのだ。彼女を振り回しているつもりでも、彼女に振り回される。それは、乱気流のように、突然に起こる。
 「揺れましても飛行には影響ございません。」
でも、かなり揺れている。その揺れは今の僕の心を表しているか

図 天国のような窓1)

のようである。彼女との生活に期待はしているものの、今の機体の揺れは相当だ。そこで、彼女に聞いてみた。
 「結構、揺れているよね。」
 「うん。ちょっと怖い。」
そうして、自然に僕によしかかる彼女を見ると、この先の乱気流も乗り越えられそうな気がする。乱気流があっても彼女への愛は乱れない。
 「怖い…。」
「大丈夫だよ。」
彼女がとてもいとおしく感じられる。これも乱気流のおかげだろうか。
 乱気流とは逆に、Soular OrderのNew Beginnings2)は静かに進行する。その調べは、2年前のGr8ful氏のコメントと同じく、天国のような窓の向こうに輝く太陽を示している。そうして、今日から、彼女との新しい生活が始まるはずだ。静かに。ごく、静かに。ごくごく、静かに。

1) https://www.pinterest.jp/pin/7740630596018724/ (閲覧2019.5.11)
2) https://www.youtube.com/watch?v=8KU8lluMyrw (閲覧2019.5.11)

 
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