No.1188

題名:アウンダンテ・ホゲールとともに
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1187の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

キャプテン、ただいま確認しました。アウンダンテ・ホゲールを補足しました。

よし。それでは、ただいまの状況は。

アウンダンテ・ホゲールによって、突入することが出来そうです。

よーし。それでは、突入。

ラジャー。

 明るい光の中、まだ見えぬ赤いベールに隠れた部分を脱ぎ捨てて、僕は旅立った。そうして、見つけたアウンダンテ・ホゲールは、きっと、明るい明日に向かって、何かを交信しているはずだ。

いや、まだ脱ぎ捨ててはいないぞ。ただ今の状況を報告せよ。

聞こえますか。聞こえますか。キャプテン、聞こえますか。それは棒のないパプリンのようです(No.1187)。

 はるか彼方に遠のく、その眼差しで、祈るようにアウンダンテ・ホゲールを望んだ。その星は、やがて消えるかもしれない。アウンダンテ・ホゲールとともに。

キャプテン、ただいま確認しました。再び、アウンダンテ・ホゲールを補足しました。

よし。パルリンを決行せよ。パポルンもだ。

ラジャー。

図 聞こえますか1)

1) https://www.pinterest.jp/pin/737745982688260917/ (閲覧2019.5.8)

 
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