No.1149

題名:温泉卵のメドヴェージェフ書記長
報告者:トシ

 ドミートリー・アナトーリエヴィチ・メドヴェージェフ氏は、ロシア連邦の政治家であり、現在、同国首相(第10代)、統一ロシア党首で大統領(第3代)、ヴィクトル・ズプコフ内閣で第一副首相などを歴任した立派な方である1)。そのため、ロシアが、ソビエト連邦であった共産国時代とは異なり、書記長という職務立場は、メドヴェージェフ首相にはないのは明らかである。そのことから、現ロシア連邦の方々からすれば、表題は「грубое замечание (失礼な発言)」となるのかもしれない。ただし、ここに確実に記すこと、すなわち、それはチョー書記(略して、書記長)となる、ことにも繋がるであろうと信じている。ましてや、温泉卵に関する報告である。そこで、メドヴェージェフ首相には温泉卵の美味しさに則り、表題の許しを請いたい。そして、メドヴェージェフ首相に、ぜひ温泉卵の作り方の極意を伝授したい、そう願っている次第である。
 「メドヴェージェフ首相、とても男前です(図)。きっと首相が食べる温泉卵の姿も男前であることが容易に推察されます」。

図 メドヴェージェフ首相1)

 一般的に、報告書のNo.19にも示したように、温泉卵は温泉地でもって作る。黄身が凝固し、白身がどろどろのままであるその不思議な現象は、卵に浸ける温泉の温度に由来する。ただし、自宅に温泉がある人はまずない。そのため、温泉卵を手に入れるには、温泉地に出向くか、スーパーで手に入れるか、あるいは、温泉たまご器なる温泉卵を作る機器を用いて作るしかない。温泉地の温泉卵はもちろん完全に温泉卵のスタンダード、デフォルトモードとして、ぼんやりと安静状態にある脳が示す神経活動状態2)であっても完璧な温泉卵のネットりした状態の維持から、その味は脳への神経活動の目ざめともなる。スーパーの温泉卵ももちろんその温泉地が特定できない不確定要素もあるが、茹で卵に近い状態であったことはない。さらには、スーパーのものは、温泉そのものにつかっていない可能性も否定できないことから、卵側の目ざめはないかもしれない。しかしながら、温泉卵を食べているという消費者側の目ざめは少しある。それも、やはりデフォルトモードの効果であることが推測される。しかしながら、自宅・家庭での温泉卵は、機器によって設定できるも、その取り扱いによって厳密に出来上がりが異なることをも経験している。その取り扱いは、一つは回りの環境の温度、もう一つは、卵の大きさである。自宅・家庭での、出来上がりの結果として、その幾分固まりすぎた温泉卵となった場合は、もはやそれは温泉卵と言えない。果てしなく茹で卵に近い。逆のパターンならば、生卵に近い。こうなると、温泉卵から・食べる側からの目覚めはないに等しい。そこで、家庭での温泉卵を作る際には少々コツがいる。まずは、卵の大きさは一定にしたい。そして、水の量の加減も一定にすれば、おおよそな温泉卵となる。これに加えて、温泉卵を作る際の大事な過程がメドヴェージェフとなる。
 温泉卵が出来てから、回りの温度によって温泉卵がさらに茹で卵化することがしばしばある。それは、出来上がりの温泉卵がもつ熱量が、回りに還元されなかったことから、そのエネルギーが白身の凝固に影響を与えるからである。そこで、温泉卵ができると同時に、水に浸して、メドヴェージェフすることで、そのエネルギーが水に移行し、この場合は、自宅・家庭でも見事な温泉卵状態が維持できる。その様は、まさにメドヴェージェフ首相さまさまであろう。

1) https://ja.wikipedia.org/wiki/ドミートリー・メドヴェージェフ (閲覧2019.4.18)
2) https://kotobank.jp/word/デフォルトモードネットワーク-1711388 (閲覧2019.4.18)

 
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