題名:顔面の美しさへの単純描画の試み
報告者:アダム&ナッシュ
本報告書は、基本的にNo.1084の続きであることを、ここで前もってことわりたい。
先の報告書にて、顔面の各パーツとの関係おいてその配置を知るとともに、それが美しいと感じられる比率について調査した。その結果、顔面の美しさを評価するAI「Deeplooks」のアルゴリズムで提唱されている、①両目の間隔、②鼻と口の位置関係、③瞳の大きさ、が基準としてあることが先の報告書の図で示された。さらに、それ以外に、鼻の大きさ、額の長さ、顎の角度、頬のラインなどによって顔面の美しさが判定できることも示された。詳しくはNo.1084の図を参照していただければ幸いである。そこで、ここでは、「Deeplooks」で5.0の評かとなった芸能人の顔をもとに、顔面の美しさを単純描画で示し、それによって先の報告書の図との関連を調べたい。
報告書のNo.1083で検討された芸能人の顔で、5.0という評価を与えられたのは、石原さとみさん、長澤まさみさん、新木優子さんであった。その中でも、近年、SmartNews1)でもよく散見されるのが、新木優子さんである。そのため、彼女の人気の上昇ぶりが推測される。そこで、新木優子さんと思しき画像を文献2)や文献3)で拾い上げ、その画像から、顔面の輪郭、目の大きさ・位置、鼻の大きさ・位置、口の大きさ・位置を単純化して描画し、その描画から美しさの基準について先の報告書の図と比較・検討したい。参考に文献2)での新木優子さんの画像を図Aに示す。確かに、感覚的には非常に整ったお顔立ちであることは見て取れる。なお、図Aの画像は顔の傾きなどがあるために、顔の傾きに関しては35度の反時計回りで補正した後に利用した。
単純描画は、この図と文献3)をもとに、それらの画像を背景として、顔面の輪郭、目の大きさ・位置、鼻の大きさ・位置、口の大きさ・位置を楕円、線などで示した。そして完成したのが図Bである。図Bに基づくと、先の報告書の図と同じく、ほぼ比率が保たれているのが分かる。特に、先の報告書の図Bの東洋人的な顔立ちの比率によく準じていることが分か
図 新木優子さん2)と単純描画
る。言い換えると、新木優子さんは美しいことが単純描画でも証明されたのかもしれない。
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