No.1912

題名:I still think about you
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1911の続きであることを、ここで前もってことわりたい。
 
 僕は永遠にクミちゃんのことを忘れるはずがない。繰り返し、繰り返し、繰り返して、何度も反芻する。そして、反芻することで記憶が固着する。
 記憶がタンスなら、クミちゃんという引き出しはすでに用意されている。そこに、たくさんのクミちゃんとの思い出が仕舞われていた。それと同時に、同じ時代に流れていたBabyface?も終われている。
 えっ、終い?。仕舞われているは、終われている。そんなもんなのか。
 それでも、Every Time I Close My Eyesはそこの引き出しの一番上に、残されている。それはパンツのように、巧妙に畳み込まれつつ、そこにちゃんと残されていた。そして終わらない愛は、Endless LoveのようにLuther Vandrossしていた。

 Lutherは、僕のアイドルだった。
 彼は、僕の永遠のアイドルだった。
 僕は、少なくとも、忘れないよ。忘れることができないよ。

 (覚えてるよね…、今でもわたしのこと)
 (もちろん)
 (クミちゃん..)
 (うん?)
 (今でも、大好きだよ)
 (うん、それも、分かってる)

 僕は、永遠に、それこそEndlessで、脳内でクミちゃんのことを忘れることができなかった。時代が変わっても、過去形ではなく、クミちゃんは”い”だった。忘れることができなかっ”た”ではなく、できな”い”だった。そしてその解をPeabo Brysonに求めた。僕の涙を止めることができるかな?
 僕は、恥ずかしいことに、”い”の今を思い出すと、ス―パーの「生しょうが入り手もみ若鶏もも竜田揚げ」を前にして、涙が止まらなかった。止まらなかった。それを、はたからみると、完全に変な人だろうな。でも、でも。そして、Brian McKnightのStillが、その僕の今を、すべてを代弁してくれた。

I still think about you
I still dream about you
I still want you and need you by my side
I’m still mad about you
All I ever wanted was you
You’re still the one

 
pdfをダウンロードする


地底たる謎の研究室のサイトでも、テキスト版をご確認いただけます。ここをクリックすると記事の題名でサイト内を容易に検索できます。



...その他の研究報告書もどうぞ