No.923

題名:有・無の意味の審判を待つあいまいな報告
報告者:ダレナン

 言語によってなんらかを表現できることは、人の文化にとって非常に意味のあることである。例えば、「彼はペンをとって字を書く」、を見ると、通常であれば何となくイメージがつく。しかしながら、その通常の枠を外して懐疑的な見方をすると、まず彼が何者であるのかを知る必要がある。それは、人かもしれないし、動物かもしれないし、あるいは、宇宙人かもしれない。そもそも、彼は、地球上のヒトという種にとらわれない物体であったとしてもおかしくはない。さらに、ペンも同じである。ペンは通常に考えられ得るペンであるが、それも本当にペンかどうかも分からない。さらに、字も、書くも同じである。ただし、地球上に代表される人として、通常の生活で持って、地球上の人として暮らしているのであれば、「彼はペンをとって字を書く」について図のように考える人はいないであろう。
 こうして見ると、言葉には、ちゃんとした概念があり、それが有形であっても、無形であっても、表現の型として脳に想起することが出来る。「彼はペンをとって字を書く」という彼、ペン、字、書くの各書くしかじかな組み合わせであっても、Planet of the he takes a pen and writes a letterに住む宇宙人ですらも、通常の地球上では当たり前に「彼はペンをとって字を書く」となる。
 そこで、である。
 ここでは、
 何を
 伝えたいのか?

図 彼はペンをとって字を書く1)に追加

となる読者の方が、この辺で多くなっているであろうことが、予想される。そもそも、始めから興味のない方は、文の途中で「???」で、読むことをやめたかもしれない。しかしながら、この報告書を覗いたということは、少なくとも図は見たかもしれない。そして、
 「宇宙人がバナナを食べようとしている」
だけで、終わるのもなんら問題はない。気になるのは、宇宙人が食べているバナナは、いくら?であろうか。
 ただし、である。
 ここで、
 何が
 伝えたいのか?
と気になる方に、その答えを説明したい。
 表題の通りで、
「有・無の意味の審判を待つあいまいな報告」
であるとだけ、説明したい。

1) https://illustrain.com/?p=20028 (閲覧2018.10.1)

 
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