題名:モンブランのうねうねについて
報告者:ちょろりん
ケーキの四天王といえば、ショートケーキ、プリン、シュークリーム、そしてモンブランとなる1)。ただし、名前からしてモンブランだけがすこし異質である。その名前に由来は、文献1)にあるように、他のケーキと違い、フランスとイタリアの国境にある標高4810mの山、モンブラン山(仏: Mont Blanc)から来ている。しかしながら、山の形など、詳細なMont Blancは知らなくとも、モンブランのケーキに関しては知らない人はいないくらいに、すでに有名なケーキであることは、異論がないであろう。ケーキ屋でなく、スーパーとかでも、上記4つのケーキは高い頻度で4品での品ぞろえがあり、常時売られていることも確認できる。
その一方で、Mont Blancの頂上で、モンブランを食べる。それも粋な行為であるが、実際するとどうなるのであろうか。そこで、調べると、Mont Blancの頂上でモンブランを食べるべく果敢に挑んだ方の報告2)があった。その方によると、気温は標高0mの地点より28℃低い計算となり、Mont Blancの山頂は風が強く、体感温度は-15℃くらいで、相当に寒いようである。そして、その頂上でモンブランを食べるにも、モンブランはガチガチに凍り、Mont Blancの山頂で優雅にモンブラン、とはならなかったとされる。しかしながら、一度は試してみたいMont Blancのモンブラン、ではある。
そのモンブランであるが、ケーキの頂上に向けて、うねうねしている。
図1 銀座ル・ブランのモンブラン3)
雪崩のようなクリームのかけ方もあるが、やはり頂上に向けてうねうねしているのが、Mont Blancが山である以上、モンブランらしさでもあろうか。銀座ル・ブランの看板のケーキで、30年以上も人気No.1の座を譲らないケーキもモンブランとされるが3)、図1を見ても分かるように、ケーキの頂上に向けて、クリームがうねうねしている、王道のモンブランである。そして、そのうねうねの正体は、図2の断面図が示すようにマロンクリームとなる。ただし、モンブラン=栗というわけではなく、Mont Blancの山から、ケーキの形状がモンブランとするの
図2 モンブランの断面図3)
が正式であり1)、このうねうねが、マロンクリームでなくとも、モンブランと認定できるようである。ただし、栗でなければモンブランとは言いにくい。
ここに、こころも、きもちも、うねうね~っと、するのだじょーーー。
1) http://kerokero-info.com/2017/01/20/post-3377/ (閲覧2018.9.30)
2) http://portal.nifty.com/kiji/140729164728_4.htm (閲覧2018.9.30)
3) https://item.rakuten.co.jp/leblanc/484127/#484127 (閲覧2018.9.30)