題名:破壊力のあるお肉について
報告者:ちょろりん
なぜかお肉は心にしみわたる。特に、がっつりとしたお肉を目の前にすると、がっちりとしたその風体が心を破壊するがの如く、その後に、口からよだれも多量に垂れる現象が多々見られる。それは、なぜであろうか。
お肉はカロリーが豊富であり、お肉を食べることによってヒトの脳の拡大を促したという説もある。特に、類人猿からヒト化の過程で大脳が急速に発達した時には、食性の転換、例えば、お肉を食べるなどの転換があったはずであり、高エネルギー食としてお肉の食事を、その当時からのヒトは生き延びる知恵として取り入れたのかもしれない1)。そのため、がっつりとしたお肉を見ると、生粋のベジタリアンの方は、別かもしれないが、無性に食べてみたい欲望にかられるのは、自分に潜む人類史の中で磨き上げられた遺伝的な要素が騒ぐからかもしれない。よだれはまさしく、自分が人類史の系譜をなぞるように、垂れているのであろう(と思いたい。ただの卑しん坊ではない、とも願いたい)。
ヒトと近縁であるチンパンジーに関して、お肉の摂取は個体によってまちまちであるが2)、肉を分配する際には、かなり特別な状況であることが指摘されている3)。この例は、ヒトであるホモ・サピエンスやそれ以前の人類の祖先も同様であろう。お肉のうまさと、それによって得られるエネルギー感などが、やはり遺伝的に特別に刷り込まれている可能性を示唆している。
ここで、一つの図を提示したい。もちろんお肉の図である。すばらし焼き加減でお肉の上にかかるコショウも、絶妙なトッピングとしてお肉を飾るお肉の図である。このお肉はハイ食材室さん4)の厚切りリブステーキであり、有名なシェフによる調理かどうかは不明であったが、この周りのカリカリ感、お肉の中の絶妙な赤み加減、そして、湧き出るような肉汁感は画像からだけでも、絶品といえよう。
一方、和牛においては霜降りがよいとされるも(報告書のNo.427も参照)、このお肉は赤身の美味しいさ、素材にこだわった何にも邪魔されない本当のビーフの赤身を大事にし、それゆえに、家で本格的な「焼き」を楽しんでもらう事を推奨している5)。ぜひ、食べた
図 厚切りリブステーキ5)
いお肉の一つである。
よーし、さっそくすいしょーされずっぞほぃー。
1) https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2101477.html (閲覧2017.11.10)
2) http://anthro.zool.kyoto-u.ac.jp/evo_anth/evo_anth/symp9911/hosaka/hosaka.html (閲覧2017.11.10)
3) 山極寿一: 家族進化論. 東京大学出版会. 2012.
4) https://www.rakuten.ne.jp/gold/hi-syokuzaishitu/ (閲覧2017.11.10)
5) https://item.rakuten.co.jp/hi-syokuzaishitu/zik-anz-ste05 (閲覧2017.11.10)