題名:うんこが固いと自然と涙が出る -大便は代弁する-
報告者:トシ
これまでうんこに関する様々な報告がなされてきた(報告書のNo.73やNo.580も参照)。ここではうんこの質について問いたい。
うんこは正式には大便と称する。一方、「大便(だいべん)は代弁(だいべん)する」のように同じ読み方でまったく意味が異なる用語がある。このごろ合わせにひっかけるも、日頃するうんこを観察すれば、実は、体調の様子が代弁される。いいうんち研究所の顧問である辨野義己博士によると、「家庭での本当の意味での健康管理は、美味しいものを食べさせることだけではなく、食べて出すことまでが真の健康管理です。「うんこ日記」をきっかけとして家庭の話題にできるようになることはとてもよいことです。」としている1) (文献1)ではうんこをうんちと表記しているが、ここは報告書にあわせて全てうんこと統一したい)。さらに、文献2)によると、うんこは、①黄色っぽい茶色で、匂いもくさくなく、するっと出てくるのが特徴である「げんきうんこ」、②力を入れても、なかなか出てこない、水分が少なく、こげ茶色が特徴の「かたいうんこ」、③とても臭くて、お腹が痛くなるのが特徴の「やわらかいうんこ」、④柔らかくて、出してもお腹がすっきりとしないのが特徴の「ほそながいうんこ」の4つに分類できる。このようにして4つの分類に従って日頃のうんこを観察すると、まさに「大便は代弁する」。しかしながら、大便というと何やら固い感じがするのは、何も筆者だけではないであろう。言い換えると、大便はうんこの分類における②に相当する「かたいうんこ」というイメージがつきやすい。そこで、本報告書では、大便でなく、うんこという言い方でこれ以後も進めたい。辨野義己博士による、うんちとの言い方もあるが、うんこの方が運子のようで、運の子もつくかもしれない。動物園のゴリラが投げたうんこに当たった人が、それ以後の人生に運がつくこともある。この報告書を偶然に呼んだ方も、もしかすると運がつくかもしれない。
やや話が逸れたが、うんこ分類②の「かたいうんこ」(大便)を出す場合は、自然に涙が出る。たぶんに肛門が無理をして、出る間中、全開しなければいけないためと思われる。うんこ分類①の「げんきうんこ」は、上記に記載したとおり、するっと出る。肛門にもやさしいうんこである。いつもこうありたいが、まさに、「大便は代弁する」。前日に焼き肉などを食べた場合、あるいは、食物繊維が足りていない時には、うんこは「かたいうんこ」に変身し、そのうんこ(大便)を出す際には一苦労する。
ウミガメの産卵においてウミガメが涙を出す場面(図)をTVなどで拝見した方も多いと思われるが、日本ウミガメ協議会4)によれば、この涙の理由は、悲しいからではなく、目の横にある塩類腺(えんるいせん)が体内の塩分濃度を調節し、産卵の時に濾された塩水が粘液として排出された証とされている。また、この機能は上陸した際、眼球が乾燥するのを防ぐ役割もあるようである。ヒトのうんこが固いと自然と涙が出る場合とどうやら違うことが判明した。
図 ウミガメの産卵3)
1) https://www.toilet.or.jp/iiunchi-labo/unchirsch200805.html (閲覧2017.10.31)
2) https://www.toilet.or.jp/iiunchi-labo/unchistat2007.html (閲覧2017.10.31)
3) https://meikaij.com/health/namida-deru-riyuu/ (閲覧2017.10.31)
4) http://www.umigame.org/keitai/nomal/Q&A.htm (閲覧2017.10.31)