題名:ときめきパズル理論に基づくときめく時の様相
報告者:ダレナン
本報告書は、基本的にNo.622の続きであることを、ここで前もってことわりたい。
先の報告書で、ときめきによって得られたメモリーと、そのときめきで起こったメモリーの近接した関連づけについて考察した。また、その様子から、ときめく人は、特別な人としてすでに特別にクラスタ化されていることに関しても触れた。ここでは、その様子を平易に考える一助として、遊びのパズルから検討し、ときめきに関してそのパズルから理論化するとともに、その理論で得られるときめく時の様相について類推したい。
パズルは一般的にいくつかのピースに分かれて、それらを組み合わせることで絵柄などが完成する。ただし、一つでもピースが欠けている状況では、永遠に完成できない。人生における人探しは、ある意味これと似たような状況であり、多くの相応しいピースが集められ、それらが巧妙に組み合わせられた人は、人生においても大成したとも言えよう。
ピース一つでは何も見えない。しかしながら、多くのピースが組み合わさることで明らかな絵柄が見えてくる。これと人生は同じである。
パズルのピースはおおざっぱには似たようなピースが揃っている。しかしながら、パズルにおいてはその相応しい場所にピースを置かなければ、全体が成り立たない。すなわち、ピースの形状には、湾曲なり、角なりにおいて一つ一つに個性があることになる。これは置くピースになるので、これを凸側ピースと仮称すると、組み合わさる側のピースは、凹側ピースと仮称できる。
人生におけるこの凹側ピースの特徴を脳的に考えると、先に述べた湾曲や角に相当する神経ニューロンの微妙な変化が、大人とともに形成される。その変化が他から利かないほどに完全に形成されると、今度は逆に、形状の変化がなく、頭が固くなったに相当する(報告書のNo.205も参照)。
この凹側ピースの形状の変遷は、その人が大人となる過程における様々な外的・内的な要因によって神経ニューロンの結合として表現される。そして、”好きな人のタイプのメモリー”も、顔や、顔のパーツ、バランス、声、スタイルなどで規定され、いつしか漠然としようとも”何となく好きなタイプのメモリー”(No.621参照)として、明確な凹側ピースの形状になる。例え、それが今はまだ凸側ピースで埋まっていなくとも、人生の様々な影響でイメージ創られた、あるいは、報告書のNo.622に従って言えば、特別なクラスタ化となるべく凹側ピースの形状が神経ニューロン的に結合される。そこにぴったりと当てはまるような凸側ピースが、ある時に”目の前の好きなタイプ” (No.621参照)として現れ、見事に表現と合致する。すると、ときめきパズルはsparkを興し、完成する。それがときめきパズル理論の骨子である。
図 ときめきパズル理論1)を改図
科学的には証明されてはいない。しかしながら、ときめきの様相は、このように脳内でのときめきパズル理論に基づいた神経ニューロン的な合致が担っているに相違ない。
1) http://dollsent.jp/?p=2503 (閲覧2017.10.7)