No.573

題名: Cookieの怖ろしさ(おとろしさ)
報告者:ダレナン

 ここで表題にて怖ろしさ(おとろしさ)、と表現したが、この因果になる、怖ろしい、恐ろしさは、おそろしいの転で、恐怖感を表している1)。しかしながら、この怖ろしさ(おとろしさ)なる表現は、主に和泉や南近畿、淡路、四国などで使うとされ1)、それ自体が調べると怖ろしい(おとろしい)、ことが判明した。すなわち、方言的な表現を含んでいるのが、この怖ろしさ(おとろしさ)になることが明らかとなった。言い換えれば、ある地域の人にとっては、なじみがない言葉尻かと思うと、それ自体が怖ろしい(おとろしい)。まさに”習慣”である。あまり深い考慮なしに名付けた題名であったものの、ある地域の人にとっては?となる表題である可能性も示唆される。そこで、ここでは、この安易につけた表題に対して、標準的に改めて「Cookieの恐ろしさ(おそろしさ)」として、記述したい。そのことによって、筆者の生まれが西日本圏かどうかはあまり気にしていただくことなく、読者の方に、気軽にこの報告書を読んでいただけるきっかけとなれば幸いである。
 よく一般に起業や個人などであまり気にすることのないHPの項目として、プライバシーポリシーなるものがある。プライバシーポリシーとは、インターネットのウェブサイトにおいて、収集した個人情報をどう扱うのかについて、サイトの管理者が定めた規範のことであるが2)、その裏にはCookie(クッキー)なる技術が働いている。そのことについては、報告書のNo.219にも記載したが、場合によっては食べたくはないCookieもある。なぜならば、同じCookie(知識)を何度も何度も食べさせられてしまうからである。いくら好きだからといっても、何度も何度も食べされられると、やはりうんざりしてしまう。そこで、時にCookieを削除する。しかしながら、操作する個人の趣向はまさに怖ろしく(おとろしく)”習慣”づけられており、気が付くとまた同じCookieを食べている。そこで、次の対策として、Cookieの機能を無効にする方法もあり、Googleのサイトにもそれが示されている3)。しかしながら、Cookieを完全に無効にすると、今度は味気なくなる。好きなCookieが食べたいなぁー、と思い始める。そこで再度Cookieの機能を有効にする。すると、ネットサーフィンをすればするほど、だんだんと好きなCookieが提供され、図のような感じでおすすめされ、ウハウハとなる。好きなCookieはやめられない。
 一般的にはこのCookieはデフォルト(標準的な設定)では、有効となっている。そのため、ネットに関して技術的にこだわらない人であれば、好きなCookieを食べ続けていることになる。その結果、快適にウェブを閲覧できている3)。ただし、アクセスしたウェブサイトによって作成されるファイルによって、閲覧に使用する言語やプロフィール情報などが裏で、「この人の好きなCookie」的にいつも保存されている3)。
 “習慣”とは怖ろしい(おとろしい)。Cookieも実に怖ろしい(おとろしい)技術である。

図 「この人の好きなCookie」的おすすめ品4)

1) http://www.weblio.jp/content/おとろしい (閲覧2017.8.26)
2) https://ja.wikipedia.org/wiki/プライバシーポリシー (閲覧2017.8.26)
3) https://support.google.com/accounts/answer/61416?hl=ja (閲覧2017.8.26)
4) https://www.sozai-library.com/sozai/5400 (閲覧2017.8.26)

 
pdfをダウンロードする


地底たる謎の研究室のサイトでも、テキスト版をご確認いただけます。ここをクリックすると記事の題名でサイト内を容易に検索できます。



...その他の研究報告書もどうぞ