題名:悪魔の誘いと、天使のささやきを、大人目線で捉える
報告者:ダレナン
大人になると、経験値が豊富になり、あらゆることに対して言い訳で済まそうとする。若いころは心のセンシティビテイでもって、ややもすれば精神的に様々なことが負担となった。しかしながら、大人になると、その負担に対して「もう、ええわ…」と妙な悟りを開く。
このような悟りに関わる天使と悪魔の交差点は、年齢的にみると、ちょうど生涯年齢の半分ぐらいが相当するのかもしれない。仮に、この年齢を健康寿命と平均寿命の半分ぐらいとして換算すると、報告書のNo.161から男性が75歳、女性が80歳ぐらいとなり、これを半分にすると、男性では37.5歳ぐらい、女性では40.0歳ぐらいがその悟りを開く年齢に相当するのかもしれない。たぶんにこの年齢を過ぎた男女の方々は、「もう、ええわ…」と悟りを開いた感じを、もしかすると体感したことがあるかもしれない。
この「もう、ええわ…」的な悟りを開くと、天使と悪魔が逆転する現象が垣間見れる。様々なことに対して規制していたことが、「もう、ええわ…」となる。社会的な立場からすると、その経験値からあくまで社会的に容認できる境目などの分別もついている。そのため、「もう、ええわ…」も社会的に見れば問題ない範囲で抑えつつも、個人としてはやはり「なんだかなぁ…、しゃーないなぁー…、やっぱあかんかなぁ…」と天使と悪魔が交差するも、最後には「まぁ、ええかぁ…」となり、悪魔的な誘いに容易に乗っかる。その時、悪魔は、
図 悪魔の誘いから了解へ1)
図のように「よっしゃー。自分、ええ感じに大人になったやんけ。」となる。
「だめだ。だめだ。」と天使からのささやきで規制されつつも、悪魔の誘いで「もう、ええやん。自分の年齢を考えると、そう、さきないやん。残りの人生、楽しもーや。」と頭の中で悪魔に誘われると、天使だった自分が…いない。
大人になると腹黒くなるのは、年齢と引き換えに何かを失うからなのか…。
と、
今日も自問自答する。
1) http://www.uk-da.com/cdn/450×300-smiley-for-devil-clipart-best-6799624.png (閲覧2017.8.11)