No.327

題名:考え方の違いが、イライラ感を生む
報告者:ダレナン

 人が生活する空間では、人と人との関わりが欠かせない。それは、人は一人で生きてゆけるのではなく、必ずしも人との関わりで、自分が生かされていることの表れでもある。しかしながら、その関わりが円滑な時もあれば、そうでない時もある。円滑の対極にあるギクシャクした関係は、ともするとお互いにイライラ感を生じさせる。その多くの原因は、お互いの考え方の違いにある。すなわち、この状態を数式的に表すと、

lim┬(ギクシャク→∞)⁡〖〖考え方〗^ギクシャク=イライラ感〗

となる。考え方のギクシャクが無限大に近づくことで、イライラ感が生じる。ここで、考え方をXとし、ギクシャクをnとしてY=Xnにて考えると、イライラ感の増減は、下図のようになる。

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図 イライラ感の増減

nが2の場合は左となり、nが3の場合は右となる。このことから、ギクシャクが偶数の場合は、イライラ感が常に正をとり、ギクシャクが奇数の場合は、イライラ感が正にもなり、負にもなることを示す。それでは、ギクシャクが偶数をとる、あるいは、奇数をとる、とは一体なんであろうか?
 ここで重要となる値が、Xに相当する考え方である。一般的に、偶数は、2 を約数に持つ整数、すなわち 2 で割り切れる整数のことを指し、逆に 2 で割り切れない整数が、奇数となる1)。ギクシャクの偶数化は、割り切れる感情であり、ギクシャクの奇数化は、割り切れない感情とすると、割り切らずにお互いが納得いくまで議論しあうことで、イライラ感が正にもなり、負にもなる可能性を示唆している。
 このことから、お互いの考え方の違いを是正し、如何にしてギクシャクを奇数化するかの努力に、イライラ感を正にも、負にもできるきっかけがあり、その結果、報告書のNo.179でも示したようにしあわせを願う値も増加することにつながるのかもしれない。しかしながら、この辺の関係については、今後の課題である。

1) https://ja.wikipedia.org/wiki/偶数 (閲覧2016.10.16)

 
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