No.2842

題名:今日のお題は、「The Midnightの楽曲「Jason」はなぜアゲアゲになるのか? Part1」
報告者:ダレナン

(No.2841の続き)
The Midnightの楽曲「Jason」が「アゲアゲ」になる理由を、発売年代(2022年)と過去のレトロな楽曲との対比から考察してみます。

1. シンセウェーブの文脈とThe Midnightのスタイル
The Midnightは2010年代から活動するシンセウェーブの代表的なユニットで、1980年代のシンセポップやロックを現代的にアップデートしたサウンドを特徴とします。「Jason」もその延長線上にあり、80’sの影響を強く感じる楽曲です。

2. 「Jason」のアゲアゲ要素
「Jason」は2022年のアルバム『Heroes』に収録されており、従来のThe Midnightの楽曲よりもバンドサウンドを前面に出したアップテンポなナンバーです。以下の要素が「アゲアゲ感」を生んでいます。

① ビートの疾走感とエネルギッシュなリズム
「Jason」はBPMが速めで、ドライブ感のあるビートが特徴。これは80年代のVan Halenの「Jump」やSurvivorの「Eye of the Tiger」など、エネルギッシュなロックチューンを彷彿とさせます。80年代の音楽ではシンセを用いたポップロックが多く、そうした影響が現代風に洗練され、パワフルな高揚感を生んでいます。

② ギターリフの強調とアリーナ・ロック的アレンジ
シンセウェーブは通常、シンセサイザー主体のサウンドが特徴ですが、「Jason」ではギターリフが非常に前面に出ています。これは80年代後半のBon JoviやDef Leppardのようなアリーナ・ロックの手法を踏襲しつつ、The Midnight流に再解釈したものです。エレキギターの力強いリフが、聴き手のテンションを一気に上げる要素になっています。

③ サビのキャッチーさとシンガロング要素
「Jason」のサビは非常にキャッチーで、ライブでも観客が一緒に歌いたくなるようなメロディになっています。これは、80年代のJourneyの「Don’t Stop Believin’」やTotoの「Hold the Line」のように、シンプルかつ覚えやすいメロディを活かした構成と共通する点です。

④ シンセとギターのハイブリッドなアレンジ
The Midnightは通常シンセが前面に出ますが、「Jason」ではシンセとギターがバランスよく融合しています。これは、80年代のシンセポップ(A-haやTears for Fears)とロック(Bruce Springsteen)のハイブリッド感を彷彿とさせます。

 
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