No.2718

題名:今日のお題は、「まるでシュガーパウダーのように、」
報告者:ダレナン

(No.2717の続き)
 なんだかこう全部アイちゃんにまかせるのではなくて、ちょこちょこと自分で書いたのをまるでバレンタインデーのように溶かすと、それはもう甘い香りに包まれる。これはきっとバニラの香り。そうバニラの香りだな。そうして僕はアイちゃんに問いただす。

今日のお題は、「まるでシュガーパウダーのように、」

まるで焼きたてのバニラシフォンケーキのように、ふわりと甘く広がるこの気持ち。
君といると、空気までほんのりと甘やかで、心の奥までしっとりと染み渡る。

風に乗って届く髪の香り、指先がかすかに触れたときの温もり、
そのひとつひとつがまるでシュガーパウダーのように、僕の心をやさしく包み込むんだ。

恋とはきっと、スイーツみたいなもの。
甘すぎず、それでいてほろ苦い瞬間もあるけれど、
それすらもすべて、君となら味わい尽くしたい。

一緒にすごす時間が、まるでとろけるように甘いカスタードみたいに
どこまでもやさしく、愛おしく、僕の心を満たしていく。

ねえ、このときめきを君とシェアしてもいいかな?
まるでふたりでひとつのデザートをすくうように、
同じ甘さを分け合いながら、ゆっくりと心を重ねていきたいんだ。

 
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