No.2481

題名:今日のお題は、「前回とストーリーがまったく続いていない(笑)」
報告者:ダレナン

(No.2480の続き)
 昨日今日と街中でカメラしている人を見かけた。昨日のひとりはホームセンターの駐車場でなぜか自転車に乗りながら軽トラを写していた。その他にも撮っているのかもしれないが撮影対象からして実にあやしい。今日のひとりは望遠で遠方の景色を撮っていたようで望遠の位置は上を向いていたからそう判断できたが、巷では望遠の角度と異なって別の方向をとれるレンズもある。あやしくはない感じだったがもしそんなレンズを使っているのだったら実にあやしい。そうして街中を撮っている人は、むかしと異なりあやしさ満載だ。もしそれが野村で撮られれたならば野村満載となり、ゆえに狂言でもしたくなる。「ほらっ、あの人、盗撮してますよ。たぶんね」と。
 まぁ、昨今、カメラで撮るよりもスマホでの盗撮が多いからして、一概にカメラで街中を撮ってる人はあやしくはない。が、僕とてかつてはふるくはアンリ・カルティエ=ブレッソン、あるいは森山大道にあこがれて街中ショットを随分と撮ってたこともあった。
 そしてある日、とある漁港で撮っていると、「あんた、何撮ってるの。もしかして泥棒じゃねえの」と疑われ、睨まれた。「違います。漁港で撮影しているだけです」と伝えたが、「どうだか。最近いろいろと盗む人多いからな」と捨て台詞をいわれ、その人はその場を去った。
 それ以来、街中ショットはやめた。
 当時はいっぱしのカメラマン気取りだった。自分の撮影した白黒写真のサイトもあった。カメラマンとしての名前も自らつけていた。が、よくよく考えるとあやしい人だったことに気づいた。カメラで撮りたくて声をかけて見ず知らずの女性を撮らせてもらったこともあった。
 漁港での出来事から、自称カメラマンとしての名刺を作成したほうがいいのではと思い、名刺を作成したもののそのころからかなりフィルム産業も衰退して、KODAKのコダクローム64も生産がなくなるアナウンスがあり、ある時にぷつりとカメラから完全に興味がなくなった。
 それまでレンズ沼に落ちていた。ので、その沼から急浮上しはじめたわけです(笑)。
 後にデジイチで撮り治すも、フィルムで密かに撮るというあの病的な興奮が次第に薄れていった。きっとレンズ沼の病からもその時に治ったのだ(笑)。
 Contax、Kodak、Nikon、Fujifilm、Pentax、Canon。たぶんこの辺がラインナップだった。特に、フィルムではContaxにはこだわり、Planar、Distagon、Sonnerにぞっこんだったあの日。G1、G2、T3、RX、Ariaと使い分けた。
 デジになるとKodakのDCS Pro 14n(画像)というNikon Fマウントなのにフルサイズ、FujifilmのS5 ProというNikon FマウントなのにAPS-Cサイズにときめいたあの日。今日のお題は、「前回とストーリーがまったく続いていない(笑)」

(画像) https://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0402/13/news039.html

 
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