No.2138

題名:何度も映像で
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.2137の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 そのあばら家と同じく、小型木造船はすでに何年も船として使われていないのは見て明らかだった。船底を止めている木材も古びて、僕と沙耶が体を動かすごとにがりがりと削れる音がした。

 小型木造船の中から上を見上げると、天井も一部穴が開いている。さっきの雨もとうに止み、そこから星が輝いている。

「…沙耶のことがとても大好きなんだ」と沙耶に伝えた。
 彼女は少し嬉しそうに僕に体を寄せてきた。僕の□□はますます膨らんで、収まりがつかなくなっていた。パンツから頭が飛び出ている。僕はできるだけこれ以上、その状態が沙耶にばれないように腰を引き、体を動かした。すると、がたんと小型木造船が揺れた。

二人:「うわっ…」

沙耶:「危ないから私にくっついてもいいよ」

 そう言われ、僕は素直に沙耶にくっついた。もちろんズボンのふくらみはそのままだった。彼女は僕のズボンの上から再度その□□のふくらみを確認しながら、「随分と大きくなってる…」と小声でささやいた。

沙耶:「ねぇ、田宮くんはこの映画の編集しているんだよね」

平十郎:「そそうだよ…」

沙耶:「じゃ、何度も映像で私のこと、繰り返し見てるんだ」

平十郎:「ぅん、まぁ…ね」

沙耶:「そして、その時も今みたいに大きくなった?」

平十郎:「ぅぅん、まぁ、そうだね…」

沙耶:「私の映像でひとりエッチ、した?」

 僕はその時かなり赤面していたと思う。でも、沙耶に嘘はつけなかった。僕は、こくりと頷いた。

 
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