No.1979

題名:にゃまえは、りどる
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的に No.1978の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 スマホ内部に取り込まれ、僕はそこであえいでいた。でも、なんだか心地よくもあった。それはきっとすでに「スマホ脳」だからだろう。
 そう、僕はすでに侵されている。交信で昂進されているのだ。幼芽の中の夢うつつでもって、5G通信。
「人間に本質的に大事なのは、愛と食だ。愛で心を満たし、食で体を満たす。それをいかにして獲得するか、いかにして安心に安全にそれを得るか。
それが情報だ。
だから、情報を得ると、さもそれらが満たされたように感じる。
しかし、違う。本質的には違う。
得られるものと得られないものの区別が必要なのだ。
情報に付随するのは、それが得られるか得られないかではなく、ただの情報だ。
それを駆使して、得るのが知恵だ。
知恵を生かすのが知識だ。
スマホに知恵はあるか。
スマホの中に知恵はあるか」
 その声の方を振り向いた。スマホに取り込まれた僕の目の前にアンドロイドのNEXUSが立っていた。それは一見すると人型であったが、次第にネコ型へと変化(へんげ)した。まるでドラえもんだった。ブレードランナー meets ドラえもん。でも、そのドラえもんの特徴は、藤子・F・不二雄大先生のものではなく、やせ細って、まるでBy This Riverで拾い上げたRIDDLE(なぞかけ)な子ネコだった。
「にゃおーん。ぼくのにゃまえは、りどるというにゃん」
「じゃぁ、ちゃんと、かいせつするにゃん。ちみに、かいせつするにゃん。これみてにゃん」
 そうして、彼あるいは彼女は一枚の図1を取り出した。
「これは、がぞうだにゃん。つぎに、これみてにゃん」
 彼あるいは彼女は、さらに一枚の図2を取り出した。

図1 一枚の図11)

図2 一枚の図21)のトリミング

1) https://www.pinterest.jp/pin/691654455254130775/ (閲覧2021.3.4)

 
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