No.1935

題名:ビンは、ビンビンと反応せーへんのや。
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1934の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 リターナブル・ムーブメントを起こす一助として、僕は問い合わせたった。そうや、ビンの山に登るんや。どんどんとその扱いが社会的に断られようとも、僕の感は鈍ってはいない。味覚は正直だ。舌もちゃんと働いておる。それは、どうもやっぱり、カンの味は落ちとるーってことだ。
 口当たりだけではない、それともアルミから何かしみ出してはおらへんか。アルコールに酔って、アルミくんから何かしみ出して居らへんか。なぁ、アルミくん、どうやねん。あんた、反応しとるんやないか? ビンにshitとして、別の意味でビンビンとどっかが反応しとるんやないか? ビンビンと経っとるで。
 そこで僕は、英知を見せるべく一つの結論を得ることにした。なーに、容易いもんだ。ちょちょっい検索すりゃー、今の時代いけるちゅうもんや。まっ、天才ちゅうこっちゃな、Googleさまは。

解:「アルコール種を混合した浸漬液の試験でも、アルミニウム材料を腐食させる特性が示された。」

示されとるがな、ここ1)で。ここ1)でなー。よー見てみ。
 これによって、アルミくんはアルコールに酔って、しみ出していることが判明した。しみ出しとるで、アルミくんは、おい。だから、ビンがええんや。ビンくんはしみ出しとらへん。何階もエターナルできる境になー。まるで、超高層ビルの如く、リターナブルなエターナルちゅうこっちゃ。おてんとうさまが割れるまで。
 よーく覚えとけ、貴様ら。
 トマトの缶詰もおんなじや。一流やったらビン詰めを使うんや。一流なら。そこは噛んではなく、ビンですらすらといくんやで。ほな、いくで~、
 「なまむぎなまごめなまたまご」
 「となりのきゃくはよくかくくうきゃくだ」
間違えた。若干。”かき”を”かく”と、ちごた…。
 書くが違う。キーボードの操作やない。だから、格が違うちゅうこっちゃ。カンとビンでは格が違うちゅうこっちゃ。ええか、よーく、覚えとけよ、貴様ら。
 ここで秘蔵のいっちょすげーことを貴様らに教えたるか。
 実はな、建物を取り壊した後の更地に、ビンが残ってたんや。それはもう、ふっるい目薬のビンやで。建物が立つ前や、すなわち大正時代頃のここ2)にある生形製薬所とおんなじもんが見つかったで。その更地から。よー似とるわ。今ではアンティーックなものになるんやろーな、それは。アンティーック、へんし~ん。
 それがな、長い年月に、建物の下にあったにも関わらず、まったく腐食しとらんのや。プラでも、カンでも無理やで。こんななげーこと無理やで。あいつらすぐに腐食しよる。
 これがビンのすげーとこなんや。貴様ら、よー、覚えとけ。ビンは、ビンビンと反応せーへんのや。

1) https://www.mlit.go.jp/jidosha/alcohl/06/shiryou4.pdf (閲覧2021.1.11)
2) http://antiquaille.jp/blog/?p=51712 (閲覧2021.1.11)

 
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