題名:おめーがせいがちかづいてきた。
報告者:ダレナン
本報告書は、基本的にNo.1702の続きであることを、ここで前もってことわりたい。
ちょびっとまきかえしてよみかえしてみた。よみがえる、あのとき、このとき、どんなとき。そうして、ええやん、わりと、うちゅうものとして、そうだいなすぺーすおぺらになっとる。このおっちゃんせいのしりーずは。とおもえた。ほんとうかどうだかわからない。ほんとうでないだろう。ただ、おっちゃんせいのしねんが、ぼくちゃんにたいして、「そういえー、おまえ。そういぇーぃ」、とぶいさいんする。
としとると、へらずぐちで、いぇーぃとばかりに、うるせーわ、とおもう。もうちょっとだまらんかい、あんたのびーとは、もはやじだいおくれなんや。なーんもせんとって、ふたせだいまえのびーと、ばっかりのへらずぐち。たたきおってからに、おめえ、くちばっかりやないかい。おめーは、よー。
いや、おっちゃんにはおっちゃんのわけがあるんやで。もうちょっと、いわせてくれーな、いたわってくれーな。あかんで。かんよーにならんと、ぼくちゃん…という。でも、それってほんと?
すでに、かんよーせいは、ゆがんだうちゅうのはしっこで、おっちゃんせいからはなれること、なんまんこうねん。なんまんこ-ねん。「いったいぜんたい、あんた、なんまん(で)、こーてんねん、これっ」と、しかられる。「しゃーないがな、ばったもんやとおもってもみーへんかったで。いんすたぐらむのすとーりーのこうこくやん。しんじとったがな。でもな、まんはいっとらへん。たかだか、すうせんえんや、すうせんえんやで。ならええやろ」。「むだずかいばっかりしよって、あんたのかせぎ、いったいなんぼほどあるとおもうてるの? なーんもないやん。しょ-もな。あなた、うちのひもやで、ひも。あんたは、ひも」っていわれるんや。かーちゃんにな。おっちゃんもつらいでー。そんとき、つらいでー。
でもな、うちゅうはひもでできとるねん。それがひもりろんちゅう、むずかしーなんかやわ。ひもやで、ひも。うちゅうぜんたいが、ひもやねん。じゃー、だれや、だれが、そんひもをあやつってんねん。だれやー、もー、まえみえへんがな(ず)。
ず まえみえへんがな1)
こうして、うちゅうくうかんはそくばくされ、おっちゃんせいのしねんにもそくばくされ、ぼくちゃんはまえがみえなくなった。かなしーことに、まえがみえなくなった。
あれしろー、これしろー、おめえ、くちばっかりやないかい。なに、むかしのおれはすごかったってか? しるかそんなもん、じゃーおめーがしろよ。おめーが、よー。
そう、おめーがせいうんが、だんだんとおっちゃんせいにちかづいてきたしゅんかん。ひもをたぐりよせるかのように、おめーがせいがちかづいてきた。
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