題名:エイリアン vs バンパイヤ?
報告者:ダレナン
本報告書は、基本的にNo.1494の続きであることを、ここで前もってことわりたい。
宇宙人グレイからの進撃はどうやらまぬがれた。俺へのアブダクションはなさそうだ。なんせ、彼らはMerame家のバンパイヤで、我がGaeele家と敵対する種族。そうして、幸いなことに、自らで探ることもせずとも、いともたやすく自らの正体も明らかとなった(No.1494)。僕で、俺で、うぬであるEiigo Gaeeleは、Gaeele家のバンパイヤの末裔。だからこそ、ここからものがたりは、きっと、新劇になるに違いない。宇宙人グレイから、頭の中の電波を乗っ取られることもなく、新劇。そう、今宵は、バンパイヤの夜になろうか。ただし、Merame家との対立は避けられそうにない一夜だった。
(ナニヲ イウカ。
ワレワレカラノ ノットリニハ ソウ カンタンニ ノガレ ラレナイ。
イマダ デンパヲ ジュシンチュウ)
でも、未だに、目の前のMerame家のバンパイヤが、宇宙人(エイリアン)グレイのように見える。グレイか、それともバンパイヤ。
エイリアン vs バンパイヤ?
宇宙人(エイリアン)によるアブダクションの発生モデルは図のようになる。アブダクションの疑いを持てば、その後は、催眠療法を受けたり、記憶をイメージ化しないことになり、やがて、フォールスメモリー(偽記憶)は形成されずとも、自分がエイリアンに誘拐されたことは信じる、ことに陥る。
図 エイリアンアブダクションの発生モデル1)
「まだ、我々の存在を疑っているようだな。我々はエイリアンではない。ましてや、リドリー・スコットでもない。我々が伝えたいのは、そのリドリー・スコットの弟、68歳にして、残念ながら自らの命を絶った、トニー・スコットのことなのだ」
「トニー・スコット監督?」
「ソウダ トニー・スコット カントクダ」
1) https://www.sogensha.co.jp/special/shinri/pdf/097.pdf (閲覧2019.12.8)