No.1490

題名:DFOに取り組むには限界があるかもしれない
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1489の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 人は記憶をなくすと、こころにぽっかりと穴が開いたようになる。その穴にはいつもぴゅーぴゅーと風が吹き、風はその穴を埋めようと躍起になるも、穴は穴でしかない。風では埋まらないのだ。その穴には何も。
 そうして、かつて埋まっていたであろうその穴の記憶を探ってみる。でも、思い出さない。思い出せない。今なら、その穴は、カリーナ、myスウィートハートとの想い出であったことが分かっている。でも、その当時は、記憶の穴が埋まらないそういうもどかしい日々が続いていた24か25歳のころ(No.1489)。当時の僕(俺)には、何かが欠けてしまった、と、いつも感じていた。そうして、それを探ろうとするも、俺の血筋、我がGaeele家の血筋が邪魔をする。そう、俺は、いずれ執事へとなる運命。いや宿命。もはや変えられぬその宿命は、グレイらに連れられ、DFOに乗って脱線してしまった話とは違い、脱線することのない宿命。呪うにも、乗れないDFO (Data Feed Optimization: データ・フィード・オプティマイゼーション)。それは、ECサイトの集客力を上げる重要なWebマーケティング手法1)。手動でDFOに取り組むには限界があるかもしれない1)、そのDFOな話。

「オメエ モシカシテ ワレワレノ ソンザイヲ ココカラ ケソウトシテルナ。ゲンカイダト? ゲンカイ ダトイウノカ? ワレワレトノ コノ コンタクトヲ」

グレイらに強く問われた。ダコタちゃんと別の観点から問われた。ダコタちゃんの一件は終わったのかも分からず、グレイらは激しく続けて、俺に問うた。

「ワレワレハ ワレワレノ ソンザイハ ソウ カンタンニ キエタリハシナイ」

 そうして、俺に何かのビームを浴びせた。

「オモイダセ トウジノコトヲ。ワレワレノ ワレワレノ ダイジナ ヒメサマヲ オマエハ トウジノ オマエハ オモチャニ シタローガー」

(あっ)、ふと思い出した。確か24か25歳のころ、俺はロンドンに遊びに来ていたガール(図)を、パブで見かけ、記憶の中の埋まらない穴を埋めるかのように、彼女を誘い、そして、その夜、彼女の甘い首筋に噛みついたのだ。

図 ガール2)

1) https://www.fujitsu.com/jp/solutions/business-technology/intelligent-data-services/digitalmarketing/column/column020.html (閲覧2019.12.5)
2) https://chou-chou.fun/jyosiup/2775.html (閲覧2019.12.5)

 
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