No.127

題名:人生を生きるヒント
報告者:ダレナン

 人生を生きるヒントとして、この報告書を眺めた人は何と思うのであろうか。求めたヒントは、人生が今よりも悪くではなく、今よりも良くと願っているに違いない、現状に不満があるからこそ、この報告書でヒントを得たいと思ったのは、当り前であろう。ただし、そのヒントはあるのかと言えば、「ない」に等しい。しかしながら、ここでがっかりするのは速決である。正確には「ない」と言うよりも、個人のなかに、すでにヒントの答えが「ある」。それは以下の13のステップで、自己の認識を確認すればよい。

1.今のあなたに満足していますか。
2.満足していないのは何故ですか。
3.何故に対して、未来が想像できますか。
4.想像した未来に対して、イメージが湧きましたか。
5..そのイメージに対して、今日は何かしましたか。
6.今日した何かは、努力したと思えますか。
7.今日の努力は、明日への目標へとイメージが湧きましたか。
8.目標のイメージに向かって、明日も行動しますか。
9.今日だけでなく、明日も行動できると思えますか。
10.明日の行動で、それを続けられそうですか。
11.明日も行動して、明後日もその行動ができそうですか。
12.今日、明日、明後日と行動して、その次の日も行動できますか。
13.気づくと、その行動が習慣化されていましたか。

この中の一つのステップでも脱落するのであれば、自己の認識を見直せばよい。だだし、これを続けるには個人の確固たる意思が必要となる。
 個人の確固たる意思を肝に銘じて、自分の人生を歩む。その歩む上で、上記の13ステップは、やがて自分の人生を、自分が望むように進むことになることは間違いない。なぜならば、人生において、自分が望むような人生になるには、まず思うだけでなく、その思いを行動として表すことが大事であるからである。先の13ステップは単純に自分の思いが、実際に人生への行動として表れているかをチェックするだけの基準に過ぎない。個人の確固たる意思があれば、上記の13ステップは容易くクリアできる。
 今日だけでなく、明日も。明日だけでなく、明後日も。そのように自分が信じる道を歩む。そのことが、すなわち、その人の行動となり、その行動は、その人の人生において、決して無駄にはならない。そこには、他人ではなく、自分が歩んだ道があるからである。それだからこそ、自分なりの道ができる。その道は作ったのではなく、創ったのであって、創ったからこそ、そこには自分の確固たる意思に基づくイメージから、真の行動へと転換できた証が存在する。
 人生は長いようで短い。誰に対しても生物学的にはやがて死を迎える。しかしながら、時間は誰に対しても平等である。それは、地球上に生まれた人間として、誰に対しても平等に与えられた特権でもある。ただし、それを生かすも殺すも、個人の意思に直結する。

 
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