No.1196

題名:クリーミーな泡
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1195の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 また、逢いたくもない願いを通して、逢いたくもあり、正直、どっちなのかと問われると、どちらでもなく、どちらでもあると返したい、解せない想い。思い通りにはいかなくて、いつものように堂々巡りする。でも、逢いたいのと真摯に問われれば、そうかもしれない、と答えつつ、でも、自らの解が答えのない、まるでなぞなぞのようで、その問いに何も見いだせない。でも、知っているのだ。自分は知っているのだ。その答えを。
 それは、やがてクリーミーな泡として、残りつつも泡が消失するまでには時間がかかる。そう、泡のような一大問題でもあり、泡のようなどうでもいい問題でもある。そうして、そうして、なぜかあなたを想う日々が続く。僕は、生まれ変わりたいのかもしれない。

 あなたとともに、同じ時を過ごす存在として、
 あなたとともに、同じ時を過ごす存在として、
 
 昨日、夢を見ました。空を飛ぶ夢を見ました。その夢では果てしなく、様々なところに行きかい、そうして、僕は発見できたのです。それは、形状を変える空飛ぶのりもの。めちゃりんこというのりものの夢だったのかもしれないのです。でも、でも、でも、そのめちゃりんこの行き先に、なぜか、あなたがいなかったのです。そんなはずはないのに、あなたがいなかったのです。

 もし、生まれ変われるのならば、あなたの夢を見ていたい。あなたとともに歩む道を眺めながら、同じ時を過ごし、クリーミーな泡を堪能したい。

 そろそろ夢が覚める時間なのでしょうか。まだ、一緒にいたいのに、夢が無情にも覚めてゆく。時計の、目覚まし時計のベルはまだ鳴らなくとも、あなたとの別離のベルが鳴り響く。

 そうじゃないのです。いっしょにいたいのです。あなたといっしょじゃなきゃ、僕の人生に意味がなくなるのです。神さま、お願いです。あと少し、あともう少し、彼女と一緒に過ごす時を分け与えてください。それが、僕のすべての願いです。それだけが、僕のすべての願いです。それが夢でも、それが夢であっても、僕は彼女とめちゃりんこに乗りたいのです。人生でいう舞台で、彼女とともに踊りたいのです(No.1195)。

図 的イメージ?1)

1) https://www.pinterest.jp/pin/747879081843312357/ (閲覧2019.5.9)

 
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