題名:しらこいしらこは、大人の味
報告者:ダレナン
本報告書は、基本的にNo.1419の続きであることを、ここで前もってことわりたい。
「うぉ、ビト・コルリオーネ、うたれよった。うぉ、ソニー・コルレオーネ、やられよった。うぉー、マイケル・コルリオーネ、かわりよった。ドン、たおれよった…」
映画のシーン・シーンごとに、シーンとせずに感嘆するそのドン(そのハムスター)は、僕からすると、まるで初めてその映画を見るようであった。しかし、聞くところによると、すでに何十回も見ているらしい。
「あのな。これみるとな。1945年から1955年にかけてのワイのハムスターファミリーの様相と、幼年期から青年期にかけてのビト・コルレオーネを回想する場面1)がな、ワイの生い立ちとめっちゃダブるねん。いっつもThe Tripするねん。そういえば、ワイの名前、じぶんに言っておらんかったな。実は、ワイの本名、マイケル・ハムリオーネちゅーうねん。マイケル・コルリオーネは、コルリオーネ一家の三男坊やども、ワイは、ハムリオーネ一家の13代目やねん。だからな、3と3で、ここもみょうにダブるねん。ダブるけど、トリプルやねん」
トリプル三人(正確には、1ハムスター+2人)で楽しんでいると、スマホが鳴った。もしかして、ムックダー・ナリンラックさん社長からのメッセージかと、若干デレデレしながら(No.1383)、そのテレパシー(No.1417)を感じた。だが、僕には、ドン(そのハムスター)と違ってテレパシーはないようたっだ。かかってきたのは、ハムスターからだった。それも、どうやらアジアン・マフィスタ―からのようであった。
「あー、そこに、シチリアン・マフィスタ―のドン、マイケル・ハムリオーネはいるかね…」
そのスマホ越しの様子から、アジアン・マフィスタ―のNo.1からじゃないかと、こっそりマイケル・ハムリオーネに伝えた。
「I Don’t Know Youって言って、しら切ってくれ。たぶんあれや、うちのNo.2のチーズstarの新しいあねさんのこと(No.1414)を聞きだそうとしてるんや、と思うけんど、I Don’t Know Youって言っとけ、そう言っとけ」
「I Don’t Know Youです」
「なに、しらこい2)やっちゃな(図)。じゃぁ、マイケル・ハムリオーネに伝えてくれ。いずれわかることやと…、しらこは、大人の味やってな」
図 しらこ3)
1) https://ja.wikipedia.org/wiki/ゴッドファーザー_(小説) (閲覧2019.10.18)
2) https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1440630204 (閲覧2019.10.18)
3) https://snapdish.co/d/WuOT5a (閲覧2019.10.18)