No.1383

題名:デレデレなやつ
報告者:ダレナン

 本報告書は、基本的にNo.1382の続きであることを、ここで前もってことわりたい。

 スマホからムックダー・ナリンラックさん社長の声が聞こえた(No.1382)。そこで、そのハムスターにことわってスマホを返してもらった。

「ムックダー・ナリンラックさん社長♡ いつもありがとーございますぅ。ただ、まだ、藤井美菜さん社長には、逢えていませんが、DJハムスターからヒントをもらえそうです…」

「DJハムスター…?」

「そうです。DJハムスターです。今、いろいろと教えてもらっているところです」

「ふぅーん。そうなの…。ところで、タイに来る? 今、ちょっと人手不足なんだけど、そろそろこっちに来てくれないかなー、なんて思っちゃった。どう?」

「DJハムスターのおかげで、もう少しで、藤井美菜さん社長に逢えるかもしれないので、もう少しだけ待ってくれますか?」

「わかったわ。じゃぁ、落ち着いたら一度、連絡くれる?」

「はい、しゃちょー♡」

うれしかった。いつもムックダー・ナリンラックさん社長は僕のことを気遣ってくれる。うれしかった…。

「なんや、じぶん、デレデレやなー。その、なんとかなりんさんに、じぶん、デレデレやおまへんかー」

「すみません。ばれましたか」

「ばればれやがな。ところで、スマホで話してたその藤井美菜さんって名前、つい最近聞いたことあるがな。確か、シチリアのカターニャにいるダチから、聞いたことあるなー。ほれ、これがカターニャのダチ(図)。おっとこまえやろー。この笑顔に、いっつもあねさんに、可愛がられてるんやでー。こいつもじぶんとおなじ、デレデレなやつやでーほんま」

図 デレデレなやつ1)

1) https://www.pinterest.jp/pin/314548355200780799/ (閲覧2019.8.19)

 
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