No.352

題名:赤ちゃんをかわいいと思う理由
報告者:エコノ

 赤ちゃんは、とてもかわいい。特に女性の人であるならば、多くの人がそう感じることと思われる。その赤ちゃんをかわいいと思う生理学的な理由の一つとして、ホルモンの存在が挙げられる。特に、育児に関するホルモンとして主なものに次の3つがある1)。

1.オキシトシン(愛情ホルモン)
2.バソプレシン(保護ホルモン)
3.プロラクチン(母乳ホルモン)

である。オキシトシンは体をさすったり、皮膚の接触で分泌され、バソプレシンは子どもを守るために敵を攻撃する勇気に対して分泌され、プロラクチンは分娩直後に必要な初乳の生産に寄与する1)。育児に際しては、これらのホルモンの働きが欠かせず、逆に言えば、これらのホルモンがあるからこそ、育児には特別な価値観を見出すことができる。また、親(特に母親)は、自分の子供(赤ちゃん)をかわいいと思うようにホルモンによって仕組まれていることも事実である。中でも、オキシトシンは幸せホルモン、あるいは、愛情ホルモンとも呼ばれ、ストレスを緩和させ、幸せな気分をもたらすことが知られている2)。そのことから、特別に、赤ちゃんをかわいいと思える時には、オキシトシンが相当に分泌されているであろうことが容易に推定される。しかしながら、こと恋愛に関しては、女性側から見た男性側のオキシトシンの分泌の状況として、オキシトシンの量が多すぎると男性側は相手への興味を失う可能性もあり、その一方で、分泌の量で男性側の相手に対する誠実さを持続させるとの結果も示されており3)、恋愛における女性側の気持ちを代弁しているような複雑さをもオキシトシンには秘められている。言うなれば、男性のコントロールが上手な女性は、男性のオキシトシンのコントロールが巧みな人と換えることができるかもしれない。ただし、女性と男性という恋愛関係ではそのコントロールが大人事情で難しくなるも、親(特に母親)と赤ちゃんの関係では主従の関係が明確となり、オキシトシンのコントロールも容易になる。すなわち、赤ちゃんは、親(特に母親)の存在なしには生存が困難となりやすい事情から、無条件に親のオキシトシンが赤ちゃんから知らず知らずにコントロールされやすい。例えば、赤ちゃんから受ける、「ずっきゅーーーん。どっきゅーーーん。(*´Д`)」4)な感情は、まさしく赤ちゃんからコントロールされている親としての幸せのオキシトシンの分泌にあることは間違いない。文献4)では、この状況に際して、「脳内お花畑」4)と非常にうまく揶揄しているが、まさに赤ちゃんをかわいいと思えている時には、図のように脳内にはお花が咲いているであろう。

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図 脳内のお花5)

1) http://siokouji.blog.fc2.com/blog-entry-64.html (閲覧2016.11.24)
2) https://ja.wikipedia.org/wiki/オキシトシン(閲覧2016.11.24)
3) http://www.lifehacker.jp/2014/09/140910_oxytocin.html (閲覧2016.11.24)
4) http://tanaka-desu.com/baby-kawaii/ (閲覧2016.11.24)
5) http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/b7/b515614ecda27a8e9fc4e2957bdd4947.png (閲覧2016.11.24)

 
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