No.2880

題名:今日のお題は、「休日の朝」
報告者:ダレナン

(No.2879の続き)
休日の朝はゆったりと流れていた。

カーテンの隙間から差し込む柔らかな光に包まれながら、僕は目を覚ました。布団の温もりが心地よくて、もう少しこのままでいたいと思う。でも、隣にいる綾花が僕の顔を覗き込んで微笑んでいるのが見えて、つい笑みがこぼれた。

「賢治くん、おはよう。よく寝てたね」

優しい声に迎えられて、僕はゆっくりとまぶたを開ける。「おはよう、綾花。昨日仕事でくたくただったけど、ぐっすり眠れたよ」

彼女はふふっと笑って、「そうみたい。私、朝ごはん作っておいたんだよ」と言った。

「ほんと? ありがとう。綾花の朝ごはん、楽しみだな」

ベッドから抜け出し、二人でダイニングへ向かう。テーブルの上には、焼きたてのパン、スクランブルエッグ、フレッシュなサラダ、そして淹れたてのコーヒーが並んでいた。こういう時間が、何よりも贅沢だと思う。

「いただきます」と二人で声を合わせ、食事を楽しむ。

休日の朝(もうすぐ昼だったけれど)、僕たちの時間は穏やかで、優しさに満ちていた。こんな風に、当たり前のように隣にいて、当たり前のように笑い合えることが、どれほど幸せなことか。

愛のある生活って、僕たちのことを言うんだろうな。

そう思いながら、僕は綾花の手をそっと握った。

「賢治くん…」

綾花はそっと僕を見つめ、微笑んだ。その瞳に映るぬくもりが、僕の心をさらに満たしていく。

今日のお題は、「休日の朝」

 
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